嬉しい誤算というべきか、顧客の動向に気がつかない間抜けな画商の大失態というべきか。
そうでしたか…。残念です!
頒布の作品、どれか欲しいと思ってましたが、迷っているうちに申し込みが遅くなってしまいました。甘く見ておりました…。無念です。

(20191204/Kさんより>

『難波田龍起作品史 1928-1996 アトリエに遺された作品による』献呈のための銅版特別頒布は終了しました。
お申し込みいただいた皆様には心より感謝するとともに、次々と入るお申し込みにお断りの返信をしなければならない無念さよ! 

22年前に92歳で亡くなられた作家のファンが今も健在であり、なおかつ若い世代のコレクターが出てきていることに迂闊なことに気がつきませんでした。
果たして売れるのかいなと不安になり、異例の一ヶ月間の長期の会期を設定したのはそのためです。
情けないですね。
本書は僅かですが残部がありますので、銅版以外の出品作品をお買い上げの方に先着順で献呈いたします。

六義園の「紅葉と大名庭園のライトアップ」開催中

スタッフIが仕事の帰りに、ときの忘れものから歩いて数分の六義園(りくぎえん)のライトアップを取材してきました(12月12日(木)まで)。
駒込の名勝、回遊式築山泉水の江戸期を代表する大名庭園ですが、夜間のライトアップは大人気で、
ライトアップは大変混雑します。チケット購入に200m程お並びいただいております。徒歩15分程の #旧古河庭園 との「#園結びチケット」があると並ばずに入れます(しかも50円お得!)。近隣の #東洋文庫ミュージアム の割引前売り券も並ばずに入れます。ぜひご利用ください
(20191201/六義園さんのtwitterより)>

DSC_0709正門の様子。ちょうど夜に行けばライトアップが楽しめます(取材時にはまだすいていた)。

DSC_0712内庭大門を目指して歩くと江戸時代の切り紙遊び「紋切(もんきり)」の行灯が立ち並びます。

DSC_0713夜道を照らすこの行灯には日本の家紋が切り抜かれているようです。ちなみに家紋は日本に2万種類以上も存在し、そのモチーフは四季折々の自然や身近な道具など多岐にわたるそうです。(六義園の看板より)

DSC_0716「新脩六義園碑」と紅葉のライトアップ。「六義園八景」の名称が書かれていますが、裏面には復旧工事の経緯が書かれています。これは一度荒廃してしまったこの庭園を文化6年(1809)四代柳沢保光が再興したということからこの碑が建てられたということです。

DSC_0721妹山・背山。出汐湊に映りこむ姿も美しい。

DSC_0726このシーズン、庭園の松によく見られる「雪吊り」。東北地方の冬の風物詩でありますが、ここでは装飾としての「雪吊り」が見られます。ツリーを模しているのか。。。

DSC_0729滝見茶屋。四阿の背景に小さな滝があります。

DSC_0734ライトアップされていない箇所もなかなかきれいです。夜にたたずむ「吹上松」。

DSC_0738そして今回のハイライトの一つがここです。かつて、「蓮の花の盛りの頃には、水までも良い香りがする」という意味の「水香江」という蓮池があったことに基づきライトと霧で「水香江」を再現したのがこの場所です。

DSC_0739幻想的で神秘的なこのライトアップは夜のみ実施されます。

DSC_0747見上げると色づいた紅葉が見えます。「水香江」から「剡渓流 (ぜんけいのながれ)」に渡って紅葉が見ごろなので是非見ていただきたいところです。

11月下旬からはイロハカエデ約400本の他、ハゼノキやイチョウなど計約560本を代表とした山や木が紅葉します。期間中はJR駒込駅から徒歩2分の染井門を開門し、開園時間が21:00まで延長されます。
※16:30以降は安全確保のため立ち入りを制限するエリアがあるので注意が必要です。