表参道に丹下健三設計のハナエモリビルが竣工したのは1978年、それが取り壊され oak omotesando という商業施設になったのは2013年でした。
ハナエモリビルの脇の細い道を入った数軒目の木造の建物がDIX HOUSE（ディスハウス）というデザイン事務所でした（少し行くと落合恵子さんのクレヨンハウスがある）。
ときの忘れものが南青山３丁目の一軒家で開廊したのは1995年、それ以前から編集事務所として活動しており、ほとんどの出版物のデザインはDIX HOUSEの故・北澤敏彦さんに依頼していました。
北澤さんと清水まことさんたちが表参道で開業したのは1974年、奇しくも亭主が渋谷区桜丘で現代版画センターを設立したのと同時期です（当時はお互い知らなかった）。
そのDIX HOUSEが遂に表参道を去ることになりました。
表参道DIX HOUSE表表参道DIX HOUSE裏
お別れの展覧会が、3月11日（水）～21日（日）に開催されます。

北澤敏彦さんが亡くなったのは2017年7月18日でした。
彼とのコラボレーションの記録はその折のブログをお読みください。

003『トリシャ・ブラウン―思考というモーション』
2006年
ときの忘れもの 発行
112ページ　A5判
執筆：トリシャ・ブラウン、岡崎乾二郎、スティーヴ・パクストン、マース・カニングハム、ウィリアム・フォーサイス、ジョナス・メカス、中谷芙ニ子、石井達朗、黒沢美香、岡田利規
翻訳：木下哲夫、中井悠
編集：ぱくきょんみ、尾立麗子、綿貫不二夫
デザイン：北澤敏彦（DIX-HOUSE）
＊入社間もない尾立麗子が編集のイロハをぱくきょんみさんから手取り足取り教えてもらいながらつくった本です。

トリシャブラウン編集会議

2006年2月8日　青山・ときの忘れもの　『トリシャ・ブラウン』編集会議
左から時計周りに、ぱくきょんみ、中谷芙二子、岡崎乾二郎、三上豊、北澤敏彦、綿貫不二夫、尾立麗子


●本日のお勧め作品はロイ・リキテンスタインです。
lichtenstein_03_landscapeロイ・リキテンスタイン《Haystack》
1969年
シルクスクリーン
48.5x66.0cm
Ed. 250 　Signed

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◎昨日読まれたブログ（archive）／2017年08月30日｜信州松代の池田満寿夫美術館が閉館
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●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込５丁目４の１　LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン＜コラージ2017年12月号18～24頁＞に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531　
E-mail:info@tokinowasuremono.com　
営業時間＝火曜～土曜の平日11時～19時。＊日・月・祝日は休廊。