「ワタヌキさん、●番の作品はいくらくらいなら落ちるだろうか」
現代版画センターの機関誌が届くと、誌上頒布会やオークション情報を見て電話してくるのが関野準一郎先生でした。
私たちの恩師・久保貞次郎先生は「西洋カブレ（久保先生自身の言葉）」を自称し、いわゆる民芸調が大嫌いでした。
1974年に創立した現代版画センターは世間的には久保一派（久保貞次郎先生の影響を受けている）と看做され、伝統木版の作家や、日本版画協会の作家からは何となく忌避されていました。
そんな中で関野先生は一会員として終始、私たちの活動に温かい支援を惜しまれませんでした。
日本の作家はあまり他の作家の作品を買ったりはしないのですが関野先生は違いました。お宅に伺うと、壁面には長谷川潔や駒井哲郎など素晴らしいコレクションの数々がいつも飾られていました。だからこそコレクターの気持ちがよくわかり、顧客をたいへん大切にされていました。
臨時休廊17日目の本日4月13日は関野先生の命日です（1914年10月23日～1988年4月13日）。
全国にたくさんのファンをお持ちだった関野先生ですが、そのおひとり▲▲■■さんは現代版画センターの会員でした。本日ご紹介するのは、▲▲■■さん旧蔵の関野先生の版画挿入本です。この他にも多数の挿画本、限定本があります。順次ご紹介する予定です。
ということで、
皆さんのリクエストに応えて「一日限定！ 破格の掘り出し物」第二弾を、本日から5月初旬までの奇数日に10回ほど掲載します（さすがに毎日はしんどい）。
●関野準一郎「版画を築いた人々」
サイズ：本21.5×15.3㎝ 外箱24.5×18.5㎝ 235ページ 革装
出版元：美術出版社
刊行年：1973年
限定200部 オリジナル木版（恩地孝四郎、谷中安規、関野準一郎）3葉入、
関野準一郎毛筆献辞、サイン入
恩地孝四郎《人体－少女》 1926年 木版18×13㎝
谷中安規《こうの鳥》 1930年 木版10.2×11.0㎝
関野凖一郎《鬼灯》 1973年 木版 21.0×15.0㎝ 自筆サインあり
関野先生の「版画を築いた人々」は文句なしに名著です。小野忠重先生の『近代日本の版画』（三彩社）も有名ですが、好悪の感情激しい小野先生と対照的な愛情あふれる書き方、何より公平な見方が特徴です。掲載図版のほとんどをご自身のコレクションから採っていることも小野先生とは全く異なります。亭主イチオシの限定本です。
●関野準一郎 版画本「大正の少年」と年賀状二葉
サイズ：本28.5×21.5cm 外箱29.8×22.5㎝
和本仕立て、本文24ページ
12話・木版挿絵13点（表紙含む）
出版社：ギャラリー吾八
刊行年：1972年
限定150部 毛筆署名、献辞あり
後記（画面をクリックすると拡大します）
関野準一郎木版年賀状（２点）
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先（住所）」を明記してください。
～～～～～～～～～～
●本日のお勧め作品は、葉栗剛です。
葉栗剛 Takeshi HAGURI
《＜男気＞KABUKI（小）》
2016
木彫 楠木、アクリル
H 49.0cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先（住所）」を明記してください。
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◎昨日読まれたブログ（archive）／2018年05月04日｜「中心のある家」阿部勤邸を訪ねて
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◆ときの忘れものは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間、臨時休廊いたします。
休廊期間中はアポイント制とさせていただき、事前にご連絡いただいた方にはご覧いただけます。メールでのお問合せ、ご注文には通常通り対応しています。
◆ときの忘れものは版画・写真のエディション作品などをアマゾンに出品しています。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込５丁目４の１ LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン＜コラージ2017年12月号18～24頁＞に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間＝火曜～土曜の平日11時～19時。＊日・月・祝日は休廊。
現代版画センターの機関誌が届くと、誌上頒布会やオークション情報を見て電話してくるのが関野準一郎先生でした。
私たちの恩師・久保貞次郎先生は「西洋カブレ（久保先生自身の言葉）」を自称し、いわゆる民芸調が大嫌いでした。
1974年に創立した現代版画センターは世間的には久保一派（久保貞次郎先生の影響を受けている）と看做され、伝統木版の作家や、日本版画協会の作家からは何となく忌避されていました。
そんな中で関野先生は一会員として終始、私たちの活動に温かい支援を惜しまれませんでした。
日本の作家はあまり他の作家の作品を買ったりはしないのですが関野先生は違いました。お宅に伺うと、壁面には長谷川潔や駒井哲郎など素晴らしいコレクションの数々がいつも飾られていました。だからこそコレクターの気持ちがよくわかり、顧客をたいへん大切にされていました。
臨時休廊17日目の本日4月13日は関野先生の命日です（1914年10月23日～1988年4月13日）。
全国にたくさんのファンをお持ちだった関野先生ですが、そのおひとり▲▲■■さんは現代版画センターの会員でした。本日ご紹介するのは、▲▲■■さん旧蔵の関野先生の版画挿入本です。この他にも多数の挿画本、限定本があります。順次ご紹介する予定です。
ということで、
皆さんのリクエストに応えて「一日限定！ 破格の掘り出し物」第二弾を、本日から5月初旬までの奇数日に10回ほど掲載します（さすがに毎日はしんどい）。
●関野準一郎「版画を築いた人々」
サイズ：本21.5×15.3㎝ 外箱24.5×18.5㎝ 235ページ 革装
出版元：美術出版社
刊行年：1973年
限定200部 オリジナル木版（恩地孝四郎、谷中安規、関野準一郎）3葉入、
関野準一郎毛筆献辞、サイン入
恩地孝四郎《人体－少女》 1926年 木版18×13㎝
谷中安規《こうの鳥》 1930年 木版10.2×11.0㎝
関野凖一郎《鬼灯》 1973年 木版 21.0×15.0㎝ 自筆サインあり
関野先生の「版画を築いた人々」は文句なしに名著です。小野忠重先生の『近代日本の版画』（三彩社）も有名ですが、好悪の感情激しい小野先生と対照的な愛情あふれる書き方、何より公平な見方が特徴です。掲載図版のほとんどをご自身のコレクションから採っていることも小野先生とは全く異なります。亭主イチオシの限定本です。
●関野準一郎 版画本「大正の少年」と年賀状二葉
サイズ：本28.5×21.5cm 外箱29.8×22.5㎝和本仕立て、本文24ページ
12話・木版挿絵13点（表紙含む）
出版社：ギャラリー吾八
刊行年：1972年
限定150部 毛筆署名、献辞あり
後記（画面をクリックすると拡大します）
関野準一郎木版年賀状（２点）こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先（住所）」を明記してください。
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●本日のお勧め作品は、葉栗剛です。
葉栗剛 Takeshi HAGURI《＜男気＞KABUKI（小）》
2016
木彫 楠木、アクリル
H 49.0cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先（住所）」を明記してください。
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◎昨日読まれたブログ（archive）／2018年05月04日｜「中心のある家」阿部勤邸を訪ねて
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◆ときの忘れものは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間、臨時休廊いたします。
休廊期間中はアポイント制とさせていただき、事前にご連絡いただいた方にはご覧いただけます。メールでのお問合せ、ご注文には通常通り対応しています。
◆ときの忘れものは版画・写真のエディション作品などをアマゾンに出品しています。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込５丁目４の１ LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン＜コラージ2017年12月号18～24頁＞に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間＝火曜～土曜の平日11時～19時。＊日・月・祝日は休廊。
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