お久しぶりです。中村潤です。
昨年、尾立さんに少しお話ししていた東京でのグループ展が何度か延期になり、2月にようやく開催されることとなりました。
京成曳舟駅近くにある、gallery TOWED(トウド)という週末と祝日オープンのギャラリーです。
若い作家を扱う現代美術のギャラリーです。
私はギャラリーには伺わず、京都からスマホ越しに搬入を眺めていました。
自由に行き来できるようになっていたら、ときの忘れものにお邪魔して、9月の展示のお話ができれば、と思っていたのですけど、そうはいきませんねえ。
こんな世の中ですので、「来てください!」とはなかなか言えませんが、「始まります!」というお知らせでした。
たまたま通りかかる、なんてことありましたら、のぞいていただけたら幸いです。
また後日、作品の画像を送りますので、ご覧ください。
中村 潤
『 それぞれについて、』
会場:gallery TOWED(ギャラリー トウド) 〒131-0046 東京都墨田区京島2-24-8
https://gallery-towed.com/2021-2
会期:2021年2月5日(金)~2月26日(金)
13:00-20:00 ※ 金・土・日・祝日のみオープン
~~~~~~~~~~~~~~~
上掲は京都の中村潤さんから届いたグループ展のお知らせです。
コロナウイルス感染拡大で、画廊も青息吐息ですが、若い作家の皆さんも発表の場、販売の場を失い大変なことになっています。
ときの忘れものは昨年の企画は総崩れで、軒並み延期、中止となり散々でした。
今年こそはと1月4日のブログで2021年の予定を申し上げましたが、4月から、根岸文子(スペイン)、宇田義久(盛岡)、釣光穂(金沢)、吉原英里(大阪)、杉山幸一郎(スイス)、中村潤(京都)、の皆さんのグループ展、個展を予定しています。
よりによって(偶然ですが)遠方の方ばかり。
予定通り開けても、果たしてご本人たちが駒込まで辿り着けるかしら。
この調子だとオープニングなんて開けそうにないなあ・・・
ということで、ネットにますます注力する次第であります。
本日の「一日限定! 破格の掘り出し物」は日本にも縁の深かったキース・ヘリングとサム・フランシス。
●キース・ヘリング「Apocalypseシリーズより」

キース・へリング Keith HARING「Apocalypse」シリーズより
1988年 スクリーンプリント 96.5×96.5cm
Ed. 90(A.P. 18/20) サインあり
ワタリウムの向かいのビルの壁面に落書きしていたころは、まさかこれほどの高い評価を得るとは思いもしませんでした。バンクシーなど美術市場でのストリートアートの圧倒的な人気を見ると、和多利志津子さんの先見の明には驚きます。
■キース・へリング Keith HARING(1958-1990)
アメリカ・ペンシルベニア州レディング生まれ。ストリートアートの先駆者、1980年代アメリカを代表するアーティストとして知られる。1980年にニューヨークの地下鉄構内で使用されていない広告掲示板に黒い紙を張り、その上にチョークで絵を描くというサブウェイ・ドローイングと呼ばれる活動を始めた。そのシンプルな線でリズミカルに書かれた絵はニューヨークの通勤客の間で評判となる。やがてニューヨークだけではなく、シドニー、メルボルン、リオデジャネイロ、アムステルダム、パリなどで壁画を製作するなど公共空間での活動を多く行なった。ジャン=ミシェル・バスキアやアンディ・ウォーホルとも親交が深く、社会貢献活動を多く行ない、AIDS撲滅活動や恵まれない子供たちへの活動で知られている。1990年2月にエイズによる合併症のため、31歳で死去。
●サム・フランシス「Untitled (SFP 85-197)」


1993年2月12日から4月4日までドイツの都市ボンのドイツ連邦共和国美術展示館で開催された「SamFrancis展」のカタログ(p.239)に本作が掲載されています。



サム・フランシス Sam FRANCIS"Untitled (SFP 85-197)"
1985 アクリル・キャンバス 17.9×12.5cm サインあり
■サム・フランシス Sam FRANCIS(1923-1994)
1923年アメリカ・カリフォルニア州生まれ。第二次大戦中、飛行訓練中の事故によって入院していた時に絵を描きはじめた。アンフォルメルや抽象表現主義の流れを汲み、1957年世界旅行中に初めて日本を訪れる。以後の作品の、余白を生かした画面構成、「にじみ」の効果を生かした表現方法などには、日本美術の影響が見られる。ニューヨーク、パリ、東京にもアトリエを持ち、しばしば来日し、南画廊(志水楠男)などで個展を開催。磯崎新、宮脇愛子、勅使河原蒼風、大江健三郎、大岡信、小山富士夫ら多くの日本人と交遊した。出光興産社主で東洋古美術のコレクターとして知られた出光佐三が多数の作品をコレクションし、出光美術館に収蔵されている。
1983年6月23日
元永定正さんの「日本芸術大賞」受賞を祝う会にて
サム・フランシス(右)と亭主
会場:東京代官山・ヒルサイドテラスE棟ロビー
●塩見允枝子のエッセイ「フルクサスの回想」第3回を掲載しました。合わせて連載記念の特別頒布会を開催しています。
塩見允枝子先生には11月から2021年4月までの6回にわたりエッセイをご執筆いただきます。1月28日には第3回目の特別頒布会を開催しました。お気軽にお問い合わせください。
●ときの忘れものが青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転して3年が経ちました。
もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
昨年、尾立さんに少しお話ししていた東京でのグループ展が何度か延期になり、2月にようやく開催されることとなりました。
京成曳舟駅近くにある、gallery TOWED(トウド)という週末と祝日オープンのギャラリーです。
若い作家を扱う現代美術のギャラリーです。
私はギャラリーには伺わず、京都からスマホ越しに搬入を眺めていました。
自由に行き来できるようになっていたら、ときの忘れものにお邪魔して、9月の展示のお話ができれば、と思っていたのですけど、そうはいきませんねえ。
こんな世の中ですので、「来てください!」とはなかなか言えませんが、「始まります!」というお知らせでした。
たまたま通りかかる、なんてことありましたら、のぞいていただけたら幸いです。
また後日、作品の画像を送りますので、ご覧ください。
中村 潤
『 それぞれについて、』
会場:gallery TOWED(ギャラリー トウド) 〒131-0046 東京都墨田区京島2-24-8
https://gallery-towed.com/2021-2
会期:2021年2月5日(金)~2月26日(金)
13:00-20:00 ※ 金・土・日・祝日のみオープン
~~~~~~~~~~~~~~~
上掲は京都の中村潤さんから届いたグループ展のお知らせです。
コロナウイルス感染拡大で、画廊も青息吐息ですが、若い作家の皆さんも発表の場、販売の場を失い大変なことになっています。
ときの忘れものは昨年の企画は総崩れで、軒並み延期、中止となり散々でした。
今年こそはと1月4日のブログで2021年の予定を申し上げましたが、4月から、根岸文子(スペイン)、宇田義久(盛岡)、釣光穂(金沢)、吉原英里(大阪)、杉山幸一郎(スイス)、中村潤(京都)、の皆さんのグループ展、個展を予定しています。
よりによって(偶然ですが)遠方の方ばかり。
予定通り開けても、果たしてご本人たちが駒込まで辿り着けるかしら。
この調子だとオープニングなんて開けそうにないなあ・・・
ということで、ネットにますます注力する次第であります。
本日の「一日限定! 破格の掘り出し物」は日本にも縁の深かったキース・ヘリングとサム・フランシス。
●キース・ヘリング「Apocalypseシリーズより」

キース・へリング Keith HARING「Apocalypse」シリーズより
1988年 スクリーンプリント 96.5×96.5cm
Ed. 90(A.P. 18/20) サインあり
ワタリウムの向かいのビルの壁面に落書きしていたころは、まさかこれほどの高い評価を得るとは思いもしませんでした。バンクシーなど美術市場でのストリートアートの圧倒的な人気を見ると、和多利志津子さんの先見の明には驚きます。
■キース・へリング Keith HARING(1958-1990)
アメリカ・ペンシルベニア州レディング生まれ。ストリートアートの先駆者、1980年代アメリカを代表するアーティストとして知られる。1980年にニューヨークの地下鉄構内で使用されていない広告掲示板に黒い紙を張り、その上にチョークで絵を描くというサブウェイ・ドローイングと呼ばれる活動を始めた。そのシンプルな線でリズミカルに書かれた絵はニューヨークの通勤客の間で評判となる。やがてニューヨークだけではなく、シドニー、メルボルン、リオデジャネイロ、アムステルダム、パリなどで壁画を製作するなど公共空間での活動を多く行なった。ジャン=ミシェル・バスキアやアンディ・ウォーホルとも親交が深く、社会貢献活動を多く行ない、AIDS撲滅活動や恵まれない子供たちへの活動で知られている。1990年2月にエイズによる合併症のため、31歳で死去。
●サム・フランシス「Untitled (SFP 85-197)」


1993年2月12日から4月4日までドイツの都市ボンのドイツ連邦共和国美術展示館で開催された「SamFrancis展」のカタログ(p.239)に本作が掲載されています。



サム・フランシス Sam FRANCIS"Untitled (SFP 85-197)"
1985 アクリル・キャンバス 17.9×12.5cm サインあり
■サム・フランシス Sam FRANCIS(1923-1994)
1923年アメリカ・カリフォルニア州生まれ。第二次大戦中、飛行訓練中の事故によって入院していた時に絵を描きはじめた。アンフォルメルや抽象表現主義の流れを汲み、1957年世界旅行中に初めて日本を訪れる。以後の作品の、余白を生かした画面構成、「にじみ」の効果を生かした表現方法などには、日本美術の影響が見られる。ニューヨーク、パリ、東京にもアトリエを持ち、しばしば来日し、南画廊(志水楠男)などで個展を開催。磯崎新、宮脇愛子、勅使河原蒼風、大江健三郎、大岡信、小山富士夫ら多くの日本人と交遊した。出光興産社主で東洋古美術のコレクターとして知られた出光佐三が多数の作品をコレクションし、出光美術館に収蔵されている。
1983年6月23日元永定正さんの「日本芸術大賞」受賞を祝う会にて
サム・フランシス(右)と亭主
会場:東京代官山・ヒルサイドテラスE棟ロビー
●塩見允枝子のエッセイ「フルクサスの回想」第3回を掲載しました。合わせて連載記念の特別頒布会を開催しています。
塩見允枝子先生には11月から2021年4月までの6回にわたりエッセイをご執筆いただきます。1月28日には第3回目の特別頒布会を開催しました。お気軽にお問い合わせください。●ときの忘れものが青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転して3年が経ちました。
もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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