こんにちは、スタッフMです。
東京は猛暑がつづいておりますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
さて、先日植田実先生と番頭おだちさんに同行して、東京都現代美術館の横尾忠則展の内覧会(2021年7月16日15時~)に行ってまいりましたのでご報告いたします。


「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」
会期:2021年7月17日(土)~10月17日(日)
休館日 :月曜日(7/26、8/2、8/9、8/30、9/20は開館)、8/10、9/21
会場:東京都現代美術館 企画展示室1F/3F
※東京都現代美術館では、新型コロナウイルス感染予防・拡散防止の観点から、各時間帯に定員を設けた予約優先チケット(日時指定・日付指定)券を販売しております。混雑緩和のため、事前に予約優先チケットをご購入されることをお勧めします(東京都現代美術館HPより引用)。
展覧会サイト:https://genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp/
日本を代表する現代美術家 横尾忠則先生による大規模な個展が東京都現代美術館で開催されています。
2021年1月15日(金)~4月11日(日)まで愛知県美術館で開催されていた「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」展の巡回ですが、今回の東京展では「出品作品を半分以上入れ替え、構成を根本から見直して、全く新しい展覧会として生まれ変わりました」(展覧会サイトより引用)とのことで、
私は4月に愛知での展示を見ていましたので、東京ではどのような構成になるのか楽しみにしていました。
東京都現代美術館の入り口
横尾忠則展のポスター

会場内は撮影禁止。
展示会場の入り口にて、植田実先生(右)と尾立さん(左)。
じつは今回、植田実先生ご所蔵の横尾作品が展示されるということで私たちもすこしだけお手伝いしたので内覧会にお招きいただきました。
会場内はシリーズ毎に区分けされており、100号をゆうに超える大作が2段掛けされていたり、数も膨大で1階と3階に分けられた展示構成は前半をみるだけでもかなりの時間がかかりました。
私が知っている横尾先生は、横尾忠則・細江英公《土方巽と日本人》のようなポスターのイメージが強かったのですが、カンヴァスの上にカンヴァスを貼り付けた「カンヴァス・オン・カンヴァス」から始まる「多次元絵画」では西洋美術や映画から引用されたモチーフが新鮮で魅力的でした。
植田先生ご所蔵の130.3×62cmの油彩作品もこの「多次元絵画」の部屋に飾られていました。画廊では大きく見えた作品もこの展示空間では小さく見えましたが、ほかに引けを取らない迫力のある作品だと感じました。
ほかにも有名な「Y字路」シリーズ、横尾先生が世界で集めた13,000枚以上の滝の絵葉書のインスタレーション、デュシャンへのオマージュ作品、横尾先生の愛猫タマを描いたシリーズ、今年描いた新作など、最初から最後まで常に全力な姿がみえる、まさに横尾ワールド全開の展覧会でした。
「WITH CORONA(WITHOUT CORONA)」
ミュージアムショップの横にあるブースに展示してあるこちらのインスタレーションのみ撮影可能。(作品1点ずつの撮影、クローズアップ撮影、動画撮影は禁止)
コロナ禍で横尾先生は自身の作品や写真を中心にテレビや新聞などの様々なイメージを素材として、マスクをコラージュした「WITH CORONA」シリーズをSNSで発信。(2021年4月からは「WITHOUT CORONA」に名称を変更)2021年7月現在、その数は約700点に達しておりいまも増え続けています。
本展を担当された学芸員の藤井亜紀先生によると、横尾先生は今日(内覧会当日)の午前中はプレス対応で来館していたが、久しぶりに外に出て疲れたのと自分の絵に刺激されて絵を描きたくなったとのことで内覧会の前に帰宅されたそうです。こんな大規模な個展を開催してもなお描き続けるとは恐るべしです。
本展に展示された500点以上の出品作品リストはこちらからみられるようです。
https://www.mot-art-museum.jp/genkyo_handout.pdf
数が膨大ですから時間も体力も必要です。
これから観に行かれる方は余裕を持ってお出かけください。
今回の展覧会の公式カタログ(460ページ!)も販売されています。
ショップも充実していました。
東京都現代美術館の外の看板
暑い夏は始まったばかりです。皆さま体調にはどうかお気をつけてお過ごしください。
(スタッフM)
------------------------------------------
ときの忘れものも少しお手伝いしていますが、本日は横尾忠則の版画作品をご紹介します。
1)「LA CHAPELLE LAND A」
1996年
シルクスクリーン
94.7×71.8cm
Ed.100
サインあり
2)「LA CHAPELLE LAND B」
1996年
シルクスクリーン
92.8×72.5cm
Ed.100
サインあり
3)「Fuji TAZAN」
1997年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.100
サインあり
4)「N.F.C.」
1997年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.50
サインあり
5)「厳流島」
1997年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.50
サインあり
6)「氷川神社」
1998年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.150
サイン無し
7)「美夜古」
1997年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.150
サイン無し
8)「OKABE SILKSCREEN STUDIO」
1997年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.150
サイン無し
9)「キリコーその閉じられた知性」
1990年
シルクスクリーン
147.6×102.8cm
Ed.150
サインあり
10)「キリコーそのトライアングル」
1990年
シルクスクリーン
147.6×102.0cm
Ed.150
サインあり
11)「キリコーその永遠性」
1990年
シルクスクリーン
147.6×102.3cm
Ed.150
サインあり
12)「ピカビアーその愛と誠実Ⅰ」
1989年
シルクスクリーン
147.6×99.0cm
Ed.150
サインあり
13)「ピカビアーその愛と誠実Ⅱ」
1989年
シルクスクリーン
147.6×94.1cm
Ed.150
サインあり
14)「ピカビアーその愛と誠実Ⅲ」
1989年
シルクスクリーン
147.6×95.6cm
Ed.150
サインあり
15)「愛のアラベスクM.Dへ」
2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
16)「ME MELANCHOLIA ME」
2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
17)「女性と紳士靴」
2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
18)「KEY BEAUT.Y.」
2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
19)「Let’s eat」
2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
20)「愛のアラベスク」
2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
21)「O.B.C.S.K.」
2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
東京は猛暑がつづいておりますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
さて、先日植田実先生と番頭おだちさんに同行して、東京都現代美術館の横尾忠則展の内覧会(2021年7月16日15時~)に行ってまいりましたのでご報告いたします。


「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」会期:2021年7月17日(土)~10月17日(日)
休館日 :月曜日(7/26、8/2、8/9、8/30、9/20は開館)、8/10、9/21
会場:東京都現代美術館 企画展示室1F/3F
※東京都現代美術館では、新型コロナウイルス感染予防・拡散防止の観点から、各時間帯に定員を設けた予約優先チケット(日時指定・日付指定)券を販売しております。混雑緩和のため、事前に予約優先チケットをご購入されることをお勧めします(東京都現代美術館HPより引用)。
展覧会サイト:https://genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp/
日本を代表する現代美術家 横尾忠則先生による大規模な個展が東京都現代美術館で開催されています。
2021年1月15日(金)~4月11日(日)まで愛知県美術館で開催されていた「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」展の巡回ですが、今回の東京展では「出品作品を半分以上入れ替え、構成を根本から見直して、全く新しい展覧会として生まれ変わりました」(展覧会サイトより引用)とのことで、
私は4月に愛知での展示を見ていましたので、東京ではどのような構成になるのか楽しみにしていました。
東京都現代美術館の入り口
横尾忠則展のポスター
会場内は撮影禁止。
展示会場の入り口にて、植田実先生(右)と尾立さん(左)。じつは今回、植田実先生ご所蔵の横尾作品が展示されるということで私たちもすこしだけお手伝いしたので内覧会にお招きいただきました。
会場内はシリーズ毎に区分けされており、100号をゆうに超える大作が2段掛けされていたり、数も膨大で1階と3階に分けられた展示構成は前半をみるだけでもかなりの時間がかかりました。
私が知っている横尾先生は、横尾忠則・細江英公《土方巽と日本人》のようなポスターのイメージが強かったのですが、カンヴァスの上にカンヴァスを貼り付けた「カンヴァス・オン・カンヴァス」から始まる「多次元絵画」では西洋美術や映画から引用されたモチーフが新鮮で魅力的でした。
植田先生ご所蔵の130.3×62cmの油彩作品もこの「多次元絵画」の部屋に飾られていました。画廊では大きく見えた作品もこの展示空間では小さく見えましたが、ほかに引けを取らない迫力のある作品だと感じました。
ほかにも有名な「Y字路」シリーズ、横尾先生が世界で集めた13,000枚以上の滝の絵葉書のインスタレーション、デュシャンへのオマージュ作品、横尾先生の愛猫タマを描いたシリーズ、今年描いた新作など、最初から最後まで常に全力な姿がみえる、まさに横尾ワールド全開の展覧会でした。
「WITH CORONA(WITHOUT CORONA)」ミュージアムショップの横にあるブースに展示してあるこちらのインスタレーションのみ撮影可能。(作品1点ずつの撮影、クローズアップ撮影、動画撮影は禁止)
コロナ禍で横尾先生は自身の作品や写真を中心にテレビや新聞などの様々なイメージを素材として、マスクをコラージュした「WITH CORONA」シリーズをSNSで発信。(2021年4月からは「WITHOUT CORONA」に名称を変更)2021年7月現在、その数は約700点に達しておりいまも増え続けています。本展を担当された学芸員の藤井亜紀先生によると、横尾先生は今日(内覧会当日)の午前中はプレス対応で来館していたが、久しぶりに外に出て疲れたのと自分の絵に刺激されて絵を描きたくなったとのことで内覧会の前に帰宅されたそうです。こんな大規模な個展を開催してもなお描き続けるとは恐るべしです。
本展に展示された500点以上の出品作品リストはこちらからみられるようです。
https://www.mot-art-museum.jp/genkyo_handout.pdf
数が膨大ですから時間も体力も必要です。
これから観に行かれる方は余裕を持ってお出かけください。
今回の展覧会の公式カタログ(460ページ!)も販売されています。
ショップも充実していました。
東京都現代美術館の外の看板暑い夏は始まったばかりです。皆さま体調にはどうかお気をつけてお過ごしください。
(スタッフM)
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ときの忘れものも少しお手伝いしていますが、本日は横尾忠則の版画作品をご紹介します。
1)「LA CHAPELLE LAND A」1996年
シルクスクリーン
94.7×71.8cm
Ed.100
サインあり
2)「LA CHAPELLE LAND B」1996年
シルクスクリーン
92.8×72.5cm
Ed.100
サインあり
3)「Fuji TAZAN」1997年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.100
サインあり
4)「N.F.C.」1997年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.50
サインあり
5)「厳流島」1997年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.50
サインあり
6)「氷川神社」1998年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.150
サイン無し
7)「美夜古」1997年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.150
サイン無し
8)「OKABE SILKSCREEN STUDIO」1997年
シルクスクリーン
103.0×72.8cm
Ed.150
サイン無し
9)「キリコーその閉じられた知性」1990年
シルクスクリーン
147.6×102.8cm
Ed.150
サインあり
10)「キリコーそのトライアングル」1990年
シルクスクリーン
147.6×102.0cm
Ed.150
サインあり
11)「キリコーその永遠性」1990年
シルクスクリーン
147.6×102.3cm
Ed.150
サインあり
12)「ピカビアーその愛と誠実Ⅰ」1989年
シルクスクリーン
147.6×99.0cm
Ed.150
サインあり
13)「ピカビアーその愛と誠実Ⅱ」1989年
シルクスクリーン
147.6×94.1cm
Ed.150
サインあり
14)「ピカビアーその愛と誠実Ⅲ」1989年
シルクスクリーン
147.6×95.6cm
Ed.150
サインあり
15)「愛のアラベスクM.Dへ」2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
16)「ME MELANCHOLIA ME」2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
17)「女性と紳士靴」2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
18)「KEY BEAUT.Y.」2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
19)「Let’s eat」2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
20)「愛のアラベスク」2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
21)「O.B.C.S.K.」2017年
シルクスクリーン
92.0×65.0cm
Ed.30
サインあり
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