中村哲医師とペシャワール会を支援する9月頒布会

アフガニスタン政府があっという間に崩壊し、タリバンが復権しました。今後の展開は予測がつきませんが、現地のひとたちのことを思うと心が痛みます。
ペシャワール会の村上優会長は読売新聞の取材に応じ、<政権崩壊を受け、15日以降の現地活動を休止していたが、医療体制が整っていない山間部のダラエヌール診療所は21日から再開した。この地域では、新型コロナとみられる発熱患者が急増しており、14人の医療スタッフのうち12人が戻って、診療にあたっている。>と伝えています。
8月27日のオンライン朝日新聞8月26日のデジタル版
また西日本新聞のデジタル版によれば、
アフガニスタンで人道支援を行う福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が、休止中の用水路建設を近く再開する見通しになった。9日、同市内で会見した村上優会長は「最重要課題は命をつなぐ支援」とした上で、「干ばつが起きており、タリバン暫定政権への制裁などでアフガンを孤立させては惨状が待つだけだ」と危機感をあらわにした。
 情勢不安を受け、同会の支援を受けて活動する現地のNGO「PMS」(平和医療団)は8月15日に用水路建設や農業を中断。周辺の安全が確認され、9月2日に農業を再開した。用水路建設を巡っては、4日にPMSのスタッフと州政府が協議。実績を評価されたといい、暫定政権の意向を正式に確認した上で再開するという
(以下略)。>
安全な再開を祈るばかりです。

中村哲先生中村哲医師がアフガニスタンで銃撃され亡くなられたのは2019年12月4日でした(享年73)。中村医師のあとを村上優会長が引き継ぎ、ペシャワール会は灌漑事業などの継続に全力を挙げています。
雑誌『SIGHT(サイト)』では、2002年から9回、14年に渡って中村哲医師のインタビューを掲載していましたが、それがネットで読めるようになりました。
コチラをお読みください。

202108明細票2002年以来、続けてきたときの忘れものの支援頒布会ですが、先月8月は2点が購入され作品代金32,000円をペシャワール会に送金いたしました。
8月の販売金額は22,000円ですが、7月頒布会で会期中にお納めできなかったお客様の作品代金10,000円も合算しています。
送金累計は、2021年9月7日現在で3,841,736円となりました。
皆さんのご支援を心より感謝いたします。
20210921163701_00001

私たちの商売は安全で平和な社会だからこそ成り立ちます。
多くの人々が愛する故郷を捨てて国外に逃れるという現在のアフガニスタンの状況を思うと、安全で平和な社会の大切さを痛感します。
不幸にも戦乱や自然災害に巻き込まれた人々に、私たちが出来ることはそう多くはありませんが、少しでもお役にたてたらと、作品を無償で提供し、売り上げ金全額をペシャワール会に送金してきました。
私たちの小さな試みが、平和への捨て石となり、大きな希望に繋がることを祈る」という中村哲医師の言葉をかみしめ、ささやかですが引き続きペシャワール会への支援を続けてまいります。

「中村哲医師とペシャワール会を支援する頒布会」
毎月11日にブログに数点を掲載し頒布します。
・支援の趣旨に基づき、特別価格での頒布です。
・梱包送料は実費を別にご負担ください。
・申し込みの締切りは毎月15日19時とします。
 締め切り後は特別頒布価格は削除します。
・重複申し込みがあった場合は抽選とします。
・代金のお支払いは現金または銀行振込でお願いします。
 全額を支援金にあてるためクレジットカードでの決済はご遠慮ください。
売却代金は全額をペシャワール会に送金します

9月のペシャワール会支援頒布会は元永定正の特集です。
いまや「具体の元永」というより、谷川俊太郎先生との絵本『もこ もこもこ』の作者と言った方が子供さんたちにはわかりがはやい。
元永先生が亡くなられたのはちょうど10年前の2011年(平成23年)10月3日でした(享年88)。没後、命日の前後に元永先生を偲ぶ「くれない忌」が開催されています。昨年はコロナ禍でzoomオンライン配信での開催でしたが、今年は没後10年でもあり、宝塚で開催されます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第9回くれない忌企画「ちんろろきししコンサート」
~高橋悠治による元永定正の絵と文字~
没後10年にあたる今年はピアニストで作曲家の高橋悠治さんをメインゲストに波多野睦美さん、林勇気さんをお招きしてのコンサートを開催いたします。
2021年10月3日(日)14:30~16:00
会場:宝塚ベガ・ホール
参加費:2000円
参加ご希望の方は
sadamasamotonaga@gmail.comまでお申込み下さい。
コロナ対策を万全にして皆様のお越しをお待ちしております
元永定正-Sadamasa Motonaga-のfacebookより)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アフガニスタンに平和で安全な社会が実現することを願い、今月は元永定正の作品5点を出品します。
114)元永定正 うえうえ 
AAA_0336
《うえうえ》
1984年  シルクスクリーン
27.5×40.0cm Ed.150 サインあり


115)元永定正 さんかくしかく
AAA_0321《さんかくしかく》
1984年 シルクスクリーン
33.0×23.0cm Ed.250 サインあり


116)元永定正 ふたつならんで
AAA_0324《ふたつならんで》
1984年 シルクスクリーン
21.0×35.0cm Ed.250 サインあり


117)元永定正 しろいはんまる
AAA_0329《しろいはんまる》
1982年 シルクスクリーン
14.9×10.0cm Ed.500 サインあり


118)元永定正 ぐりーんのの
AAA_0327《ぐりーんのの》
1981年 シルクスクリーン
10.0×10.0cm Ed.500 サインあり

購入ご希望の方はメール(info@tokinowasuremono.com)かこちらからお申込みください。複数のお申込みがあった場合は抽選とします。
梱包送料はサイズにより1,000円~3,000円。額装をご希望の方は額装代と梱包送料を別途お見積りいたします。
*締め切りは9月15日19時です。
当選のお知らせは16日以降にお送りします。その後の発送作業については、ただいま新型コロナウィルス対策のためスタッフが在宅勤務を取り入れており、お時間がかかりますこと予めご承知ください。

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。


時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。