大林コレクション展「安藤忠雄 描く」
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寺田倉庫のWHAT MUSEUM 1階 Space2で開催中の大林コレクション展「安藤忠雄 描く」の内覧会に伺いました。
展覧会レビューは今村創平先生に執筆していただきますので、私からは概要を簡単に紹介させていただきます。
展示室入ってすぐに、ファイティングポーズをした等身大より大きい彫刻《Tadao Ando》 (日本初公開、彫刻家グザヴィエ・ヴェイヤンによる作品)を見ることができます。
会場には、2000年に開催された上海ビエンナーレで制作された長さ10mの《ベネッセハウス-直島コンテンポラリーアートミュージアム》(日本初公開)のドローイングを中心に、《住吉の長屋》《光の教会》など初期建築作品のスケッチ、ときの忘れものより刊行した『安藤忠雄版画集 1998』(A版、和紙刷り(西ノ内))など、平面作品15点が展示されています。三宅理一氏の文章も素晴らしいので是非ご覧ください。
同時開催中の「都市と私のあいだ」展と「Self-History」展では、大林コレクションの一部が展示されています。写真と現代アートの素晴らしいコレクションですので、こちらも必見です。

【開催概要】
大林コレクション展「安藤忠雄 描く」
会期:2021年9月25日(土)~2022年2月13日(日)(年末年始休館予定)

会場:WHAT MUSEUM 1階 Space2(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火~日 11時~18時(最終入場17時)月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
入場料:一般1200円、大学生/専門学校生 700円、中高校生 500円、小学生以下 無料
※「都市と私のあいだ」、「Self-History」の観覧料含みます
※チケットは2021年9月1日(水)より発売開始。詳細はWHAT MUSEUM公式サイトをご確認ください。
主催・企画:WHAT MUSEUM
特別協力:大林剛郎、安藤忠雄建築研究所
協力:三宅理一
会場グラフィック:関川航平
テキスト協力:長井美暁
グラフィック:氏デザイン

【企画概要】
WHAT MUSEUM は、当社が作家やコレクターからお預かりしている貴重なアート作品を公開する芸術文化発信施設として2020年12月にオープンしました。作家の思いはもちろん、作品を収集するコレクターのこだわりを大切な作品と共に展示し、アートとの出会いの場を創出しています。
このたびの大林コレクション展は、国際芸術祭「あいち2022」(愛知県)の組織委員会会長を務める大林剛郎氏が長い年月をかけて築いた圧巻のコレクションに焦点を当て、3つの展示を同時開催いたします。同コレクションの出発点でもある、建築家・安藤忠雄氏の平面作品に着目した「安藤忠雄 描く」、アーティストがさまざまな視点で都市を捉えた写真が並ぶ「都市と私のあいだ」、40点以上の貴重な現代 アート作品を総覧できる「Self-History」、これらの展示を通して、同コレクションの変遷に迫るとともに、収集作品群への多角的なアプローチを試みます。
大林コレクション展「安藤忠雄 描く」では、長さ10mにおよぶドローイングを中心に、初期建築作品のスケッチ、未完のプロジェクトのシル クスクリーンを含む平面作品15点を展示します。安藤忠雄氏のプロジェクトは、未来を「想い描くこと」、それを「図として描くこと」から始まります。和紙に描かれた細いペンと色鉛筆の繊細で柔らかな筆致からは、同氏が真摯に都市と建築に向き合う姿が垣間見え、ダイナミック なドローイングの筆跡からは、力強く未来に向かって挑む姿が連想さ れます。

sub1‗安藤忠雄《光の教会のための習作》 Photo by Keizo KIOKU安藤忠雄《光の教会のための習作》 Photo by Keizo KIOKU

sub2‗安藤忠雄《住吉の長屋のための習作》(部分) Photo by Keizo KIOKU

sub3安藤忠雄《宇都宮プロジェクトⅠ》 by courtesy of TOKI-NO-WASUREMONO / WATANUKI Ltd.

sub4安藤忠雄《中之島プロジェクトⅠ(大阪市役所)》 Photo by Keizo KIOKU

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1998年にときの忘れものより刊行した《安藤忠雄版画集 1998》(シルクスクリーン10点組)をご紹介します。

安藤忠雄版画集 1998
1998年
シルクスクリーン10点組
作品サイズ:90.0x60.0cm(2点)、60.0x90.0cm(6点)、60.0x120.0cm(2点)
A版:和紙刷り(西ノ内)、限定10部
B版:洋紙刷り(かきた紙)、限定35部
サインあり


安藤忠雄_住吉の長屋_400トリミング住吉の長屋
イメージサイズ:43.0x69.5cm
シートサイズ:60.0x90.0cm


安藤忠雄_光の教会_400トリミング光の教会
イメージサイズ:28.6x75.2cm
シートサイズ:60.0x90.0cm


安藤忠雄_セルビア万博日本館_400トリミングセビリア万博日本館
イメージサイズ:49.0x50.0cm
シートサイズ:90.0x60.0cm


安藤忠雄_近つ飛鳥博物館_400トリミング近つ飛鳥博物館
イメージサイズ:70.5x51.0cm
シートサイズ:90.0x60.0cm


安藤忠雄_宇都宮プロジェクトⅠ_400トリミング宇都宮プロジェクトI
イメージサイズ:34.5x71.0cm
シートサイズ:60.0x90.0cm


安藤忠雄_宇都宮プロジェクトⅡ_400トリミング宇都宮プロジェクトII
イメージサイズ:53.5x65.5cm
シートサイズ:60.0x90.0cm


安藤忠雄_大山崎山荘Ⅱ_400スキャン大山崎山荘I
イメージサイズ:50.0x81.0cm
シートサイズ:60.0x90.0cm


安藤忠雄_大山崎山荘Ⅱ_400トリミング大山崎山荘II
イメージサイズ:55.0x82.5cm
シートサイズ:60.0x90.0cm


安藤忠雄_ベネトンアートスクールⅠ_400トリミングベネトン・アートスクールI
イメージサイズ:39.0x111.5cm
シートサイズ:60.0x120.0cm


安藤忠雄_ベネトン―アートスクールⅡ_400トリミングベネトン・アートスクールII
イメージサイズ:45.0x112.0cm
シートサイズ:60.0x120.0cm

このほかに、安藤忠雄先生のドローイングもございます。お気軽にお問い合わせください。
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●この秋はじまる新連載はじめ執筆者の皆さんを9月4日のブログでご紹介しました

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
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