ご案内するのが遅れてしまいましたが、
千葉市美術館で2021年7月13日[火] – 9月20日[月・祝]に開催されていた「平木コレクションによる 前川千帆展」に関連するニュースです。
あのとき会場で拝見したアニメには驚きましたが、都築響一さんのメルマガ(10/06号 Vol.471)にて、今月16日から開催された神戸発掘映画祭(神戸映画資料館)について新たな情報がありました。
1930年の新発見の「ちょん切れ蛇」は、日本アニメの先駆者・幸内純一の最後の作品とのこと。原作顧問:前川千帆とあります。映像では34秒から。



神戸新聞「2年ぶり、16日から神戸発掘映画祭 幻の古典アニメも」

神戸発掘映画祭 2021、10月16日より!
<先週の第5水曜お知らせでもちょこっと紹介しましたが、コアな映画ファンにはすでにおなじみ、私設映画アーカイブとして名高い神戸映画資料館にて、10月16日から「神戸発掘映画祭 2021」がスタートします。
「映画の発掘」とは何を意味するでしょうか?
映画資料館の収蔵庫、家庭の押し入れや蔵、はたまた古物商の店頭に、確かに存在しているフィルムたち。
その存在に気づき、そこに写っているものを見て、その価値を様々な視点から検証し再発見すること、それらすべてを「発掘」ととらえた映画祭です。
今年のテーマは「個人コレクター」「9ミリ半(9.5mm)フィルム」「無声映画と音」、そして「新発掘アニメーション」。
これらのテーマは各プログラムで重なり合います。
(公式サイト/都築響一さんのメルマガより)>

亭主は創作版画家としての前川千帆しか知らず(不明を恥じています)、千帆が漫画だけでなく日本のアニメーションの先駆者だったことは初めて知りました。
8月22日掲載の「西山純子のエッセイ『平木コレクションによる 前川千帆展』」をぜひお読みください。
<これは近年掘り起こされた事実だが、国産アニメーションの元年とされる大正6年、千帆は幸内純一の第一作「なまくら刀」を共作している。>

9月12日「必見! 千葉市美センパン展は9月20日まで」では、千葉市美術館のお許しを得て、「平木コレクションによる 前川千帆展」図録から版画作品を転載させていただきました。前川作品の魅力が少しだけですがご覧いただけると思います。
図録はときの忘れもので取り扱っています。

●図録のご紹介
1631256894399『平木コレクションによる 前川千帆展』図録
編集:西山純子(千葉市美術館)
展示編集協力:公益財団法人平木浮世絵財団、佐藤光信、森山悦乃、松村真佐子
ブックデザイン:川添英昭
印刷製本:日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社
発行:千葉市美術館
発行日:2021年7月13日
サイズ:231 × 185 × 20 mm
ページ数:256ページ
税込価格 2,420円₊送料520円
※ときの忘れもので取り扱っています。

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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

●本日のお勧めはときの忘れもののコレクションから前川千帆の木版です。
トリミング_0772前川千帆
《日本風景版画 軽井沢之部 避暑期の旧軽井沢》
木版 
16.5×23.5cm 
昭和4年(1929)
版上サインあり

トリミング_0767前川千帆
《日本風景版画 軽井沢之部 浅間山の噴煙》
木版 
16.8×23.1cm 
昭和4年(1929)
版上サインあり

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●この秋はじまる新連載はじめ執筆者の皆さんを9月4日のブログでご紹介しました

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
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