ご報告が遅くなってしまいましたがアーティゾン美術館の「マリー・ローランサン ― 時代をうつす眼」の内覧会に伺いました。
マリー・ローランサン ―時代をうつす眼
会期=2023年12月9日(土)―2024年3月3日(日)
会場=アーティゾン美術館
※入館は「日時指定予約制」です。



マリー・ローランサン(1883-1956)の作品はコレクション展などで何度も目にしていますが、今まで特に注目して見ておらず、今回の展覧会でマリー・ローランサンの作品の可愛さ、色彩の魅力に釘付けになりました。ときの忘れもの亭主にそれを言うと、「今頃気づいたか!」と言われてしまいましたが(笑)。

グレーを基調にした背景に、色遣いがとても上品なパステルカラーで衣服やヘアアクセサリーが描かれ、真っ白い女性の肌に真っ黒い瞳がとても印象的でした。
時代とともに、被写体が身に纏う衣服も明るくなり、色使いの変化も見受けられます。


水彩で描かれた『椿姫』の12点は、女性のたおやかな姿が表現されています。肌の白は何も塗っていない紙そのものの色のように見受けられますが、その白が発光しているように見えて、とても美しい椿姫なのです。

マリー・ローランサン美術館をはじめ国内外の美術館から多数の作品を借りて来ており、まとまって見られるいい機会でした。
藤田嗣治など、ローランサンと同時代に活躍した画家たちの作品も展示されています。興味がないと思っていても、年齢とともに(?)見方が変わることもあるので、是非見に行っていただきたいと願います。
アーティゾン美術館のコレクション展では、松本竣介の作品《運河風景》(1943年)が展示してありました。

駒井哲郎の大きめの版画《版画》(1958年)もありました。

特集コーナー展示では、昨年6月に102歳で逝去された野見山暁治先生の展覧会が開催されていました。

画廊に入社した当時、絵のことは全く知らなかった私に、デザイナーの故・北澤敏彦さんが「これを読むといい。」と野見山暁治著の『四百字のデッサン』を貸してくれたのを思い出します。もう一度読み返してみようと思います。
(おだち れいこ)
●本日のお勧め作品はマリー・ローランサンです。
《お城の子供たち》
1943年
銅版・手彩色
イメージサイズ:25.0×34.9cm
シートサイズ:38.0×56.0cm
Ed.150 サインあり
※レゾネNo.206(『マリー・ローランサン全版画』1981年 株式会社求龍堂)
《ハンモックの女性》ジャック・ヴィヨン版
1922年
リトグラフ
イメージサイズ:42.4×53.6cm
シートサイズ:47.5×59.5cm
Ed.200 サインあり
※レゾネNo. E642(P.399)(『Jacques Villon, catalogue raisonne des estampes et des illustrations』1979, Arts et Metiers Graphiques, Paris)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

マリー・ローランサン ―時代をうつす眼
会期=2023年12月9日(土)―2024年3月3日(日)
会場=アーティゾン美術館
※入館は「日時指定予約制」です。



マリー・ローランサン(1883-1956)の作品はコレクション展などで何度も目にしていますが、今まで特に注目して見ておらず、今回の展覧会でマリー・ローランサンの作品の可愛さ、色彩の魅力に釘付けになりました。ときの忘れもの亭主にそれを言うと、「今頃気づいたか!」と言われてしまいましたが(笑)。

グレーを基調にした背景に、色遣いがとても上品なパステルカラーで衣服やヘアアクセサリーが描かれ、真っ白い女性の肌に真っ黒い瞳がとても印象的でした。
時代とともに、被写体が身に纏う衣服も明るくなり、色使いの変化も見受けられます。


水彩で描かれた『椿姫』の12点は、女性のたおやかな姿が表現されています。肌の白は何も塗っていない紙そのものの色のように見受けられますが、その白が発光しているように見えて、とても美しい椿姫なのです。

マリー・ローランサン美術館をはじめ国内外の美術館から多数の作品を借りて来ており、まとまって見られるいい機会でした。
藤田嗣治など、ローランサンと同時代に活躍した画家たちの作品も展示されています。興味がないと思っていても、年齢とともに(?)見方が変わることもあるので、是非見に行っていただきたいと願います。
アーティゾン美術館のコレクション展では、松本竣介の作品《運河風景》(1943年)が展示してありました。

駒井哲郎の大きめの版画《版画》(1958年)もありました。

特集コーナー展示では、昨年6月に102歳で逝去された野見山暁治先生の展覧会が開催されていました。

画廊に入社した当時、絵のことは全く知らなかった私に、デザイナーの故・北澤敏彦さんが「これを読むといい。」と野見山暁治著の『四百字のデッサン』を貸してくれたのを思い出します。もう一度読み返してみようと思います。
(おだち れいこ)
●本日のお勧め作品はマリー・ローランサンです。
《お城の子供たち》1943年
銅版・手彩色
イメージサイズ:25.0×34.9cm
シートサイズ:38.0×56.0cm
Ed.150 サインあり
※レゾネNo.206(『マリー・ローランサン全版画』1981年 株式会社求龍堂)
《ハンモックの女性》ジャック・ヴィヨン版1922年
リトグラフ
イメージサイズ:42.4×53.6cm
シートサイズ:47.5×59.5cm
Ed.200 サインあり
※レゾネNo. E642(P.399)(『Jacques Villon, catalogue raisonne des estampes et des illustrations』1979, Arts et Metiers Graphiques, Paris)
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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