舟越桂のリトグラフ「不思議な話」をご紹介します。
k_funakoshi_12舟越桂
《A Strange Story 不思議な話》
1993年
リトグラフ
イメージサイズ:87.0×60.0cm
シートサイズ:93.0×75.0cm
Ed.50  サインあり
*レゾネ『舟越桂全版画 1987-2002』No.34
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舟越 桂(ふなこし かつら)
彫刻家の父・舟越保武と母・舟越道子の次男として岩手県盛岡市に生まれる。姉は作家の末盛千枝子、弟は彫刻家の舟越直木
1975年東京造形大学彫刻科卒業。1977年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。1982年にギャラリー・オカベ(東京)で初個展を開催。1986年から翌年まで文化庁芸術家在外研修員としてロンドンに滞在したのを機に活躍の場を海外にも広げ、ベネチア・ビエンナーレ、ドクメンタなど大規模な国際展にも代表作家として選ばれる。大理石の玉眼を用いた異形の人体像などが評価され、第26回中原悌二郎賞優秀賞(1995年)、第18回平櫛田中賞(1997年) 、芸術選奨文部科学大臣賞(2009年)、 紫綬褒章受章(2011年)を受章。楠の木彫作品のほか、版画作品や小説の挿絵なども手がける。

*画廊亭主敬白
上掲の略歴に、舟越家の皆さんにリンクを張りましたが舟越保武先生はじめご一家にはたいへんお世話になってきました。早世された弟の直木さんの小さな個展を開いたのも懐かしい思い出です。
舟越桂さんが資生堂ギャラリーでの第四次椿会展に選ばれたとき、亭主はカタログ編集をお手伝いしました。梅原龍三郎たちに始まる椿会展は長い歴史を持つグループ展ですが、父・保武先生も参加されています。
1993年春、桂さんは新作「青いガラスの夜」をご自分の車に積んで搬入し、資生堂で撮影したのですが、桂さんの希望で二川幸夫事務所の高瀬良夫さんにお願いしました。お父上の『舟越保武作品集』(1982年、講談社)の撮影をされたのが高瀬さんでした。
<30年以上も父を待たせてしまった。>で始まるエッセイを受けとったときの静かな感動を今も忘れません。

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(「椿会展'93」図録より、撮影:高瀬良夫)

保武先生は2002年2月に、そして高瀬さんも2007年9月に亡くなりました。

●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
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建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
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