舟越桂さんが3月29日に亡くなられました。

<現代日本を代表する彫刻家の舟越桂(ふなこし・かつら)さんが29日、肺がんのため死去した。72歳。
 1951年岩手県生まれ。クスノキを使った半身像に、彩色を施した大理石の目をはめ込む独自のスタイルを確立。具象彫刻の新しい地平を切り開いた。静けさをたたえた作品は本の表紙にも使われるなど広く注目を集めた。
 97年平櫛田中賞、2003年中原悌二郎賞本賞。09年毎日芸術賞、芸術選奨文部科学大臣賞、11年紫綬褒章ほか。彫刻家の舟越保武さんは父。(20240329/毎日新聞オンラインより)>

現代版画センター時代から父・舟越保武先生、母・舟越道子さん、弟の直木さんはじめ、舟越家の皆さんにはひとかたならぬご恩をいただいてきました。

桂さんには浪人後の編集者時代に<30年以上も父を待たせてしまった。>で始まる素晴らしいエッセイを書いていただいた思い出をつい先日ブログに載せたばかりでした。
いまはただご冥福を祈るばかりです。

P1080580舟越桂
2010年10月25日 資生堂にて、舟越桂さん(左)
駒井哲郎作品展 福原コレクション 生誕90年ー闇と光のあわいに』レセプション