<現代いけばなに大きな影響を与えた美術評論家の一人は中原祐介(1931-2011)その以前は滝口修造(1903-1979)共に1970年代に最も活躍した。いけばなの中川先生の著書にも散見します。然し二人ともいけばな人達は彼らの名前さえも知らない昔になっている。この画廊【ときの忘れもの】には滝口修造の膨大なコレクションがある。廉価ダイジェスト版もある。
(20240911/大坪光泉さんのfacebookより)>
<初訪 #ときの忘れもの
生誕120年瀧口修造展 Part2
こちらもとても素敵な空間でした。ミロ、エルンスト、マン・レイ、ピカビア、クレーの版画お目当ては瀧口修造のデカルコマニー。
ちょっと迷い、汗かきつつたどり着いた私(どうぞ)と冷たいお茶を出して下さいました(^_^)(感謝)
(20240912/サバビアンさんのtwitterより)>
<9/11 瀧口修造展V part2 ときの忘れもの
デカルコマニーを中心に、関連する作家陣のリトグラフなども展示。
欲しい気持ちは山々だが今回はこらえて、今日届いたばかりという、現在ポンピドーセンターで開催中の『シュルレアリスム展』の図録を購入。瀧口作品もあります😊
(20240912/cookieさんのtwitterより)>
<ポンピドゥー・センターの『シュルレアリスム展』ではエルンストらの作品と共に、瀧口修造のデカルコマニーの作品が展示されていた。無意識が映し出されるだろうか。
(20240905/Rie du Bouaysさんのtwitterより)>
「生誕120年 瀧口修造展V Part 2 シュルレアリスム関連8作家とともに」
2024年9月10日(火)~9月21日(土) 11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
今年は瀧口修造の生誕120年でもあり、シュルレアリスム宣言100年記念の年でもあります。世界各地でシュルレアリスム関連の展覧会が開催され、パリ・ポンピドゥーセンターの「SURREALISME」展には瀧口修造のデカルコマニーが出品されています(会期:2024年9月4日―2025年1月13日)。
瀧口修造は1924年に「シュルレアリスム宣言」をしたアンドレ・ブルトンと文通し、日本でシュルレアリスム文献の翻訳や評論を発表するなど、日本におけるシュルレアリスム運動を牽引しました。
ときの忘れものは今年4月に「瀧口修造展V Part1」を開催しましたが、今回はPart 2として、瀧口修造が折に触れ論じたシュルレアリスム関連作家の版画10数点と、未公開の瀧口修造のデカルコマニーや水彩を約15点ご覧いただきます。
出品作家:ジョアン・ミロ、マックス・エルンスト、マン・レイ、ハンス・ベルメール、ロベルト・マッタ、フランシス・ピカビア、マルセル・デュシャン、パウル・クレー、他
※クリックすると再生します。
※右下の「全画面」ボタンをクリックすると動画が大きくなります。
●展示風景

































■瀧口修造 Shuzo TAKIGUCHI
詩人・美術評論家・造形作家。富山県出身。戦前・戦後を通じた、前衛芸術の精神的・理論的支柱といえる存在。西脇順三郎を通じて知ったシュルレアリスムの紹介・普及に、生涯にわたり注力した。
慶應義塾大学在学中にA.ブルトン『超現実主義と絵画』(厚生閣書店、1930年)を全訳し、前衛詩の極北とされる一連の実験的な詩も執筆した。1931年に卒業後、36年頃まで映画製作所PCLに勤務する傍らブルトンらと文通し、シュルレアリスム文献の翻訳や評論を発表、また多くの前衛芸術家グループも指導した。37年には「海外超現実主義作品展」(銀座の日本サロンほか)を山中散生とともに開催した。
当時のシュルレアリスムは国際共産党と対立していたが、41年4月、治安維持法違反の嫌疑で福沢一郎とともに特高に検挙され、起訴猶予処分による11月の釈放後も保護観察下に置かれ、活動は抑圧された。戦後は「時代の証言者」とも評される多彩な活動を展開した。
読売アンデパンダン展(49~63年)などの眼識のある展評により、若手作家から絶大な信頼を寄せられた。51~57年、神田駿河台下の画材店竹見屋の依頼でタケミヤ画廊を運営し、208回の展覧会を通じ河原温、草間彌生らを輩出した。51年に北代省三、山口勝弘、武満徹、湯浅譲二らが結成した「実験工房」の活動も、命名者として後見した。
58年、ヴェネチア・ビエンナーレの代表・審査員として訪欧し、イタリアの彫刻部門代表L.フォンタナに絵画・彫刻の両部門で投票した後、ブルトン、M.デュシャン、S.ダリらと面談して帰国した。60年以降、執筆の重心を美術批評から展覧会序文へと移し、また自らも水彩やデカルコマニーなどの制作を開始し、個展を6回ほど開催した。
国立近代美術館運営委員(52~64年度)などの公職を退く一方、赤瀬川原平の「千円札裁判」(65~70年)では特別弁護人を買って出た。63年、架空の「オブジェの店」の開店を構想し、店名の命名をデュシャンに依頼すると、有名な女性変名「ローズ・セラヴィ」を贈られ、返礼に『マルセル・デュシャン語録』を刊行した。以降もデュシャン研究に従事し、心筋梗塞で没した。(執筆:土渕信彦)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆「生誕120年 瀧口修造展V Part 2 シュルレアリスム関連8作家とともに」
2024年9月10日(火)~21日(土)11時~19時 ※日・月・祝日休廊
出品:瀧口修造、ジョアン・ミロ、マックス・エルンスト、マン・レイ、ハンス・ベルメール、ロベルト・マッタ、フランシス・ピカビア、マルセル・デュシャン、パウル・クレー、他

出品作品の詳細は9月9日ブログに掲載しました。
◆次回企画 松本竣介展
会期:2024年10月4日(金)~19日(土)11時~19時 ※日・月・祝日休廊

●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

(20240911/大坪光泉さんのfacebookより)>
<初訪 #ときの忘れもの
生誕120年瀧口修造展 Part2
こちらもとても素敵な空間でした。ミロ、エルンスト、マン・レイ、ピカビア、クレーの版画お目当ては瀧口修造のデカルコマニー。
ちょっと迷い、汗かきつつたどり着いた私(どうぞ)と冷たいお茶を出して下さいました(^_^)(感謝)
(20240912/サバビアンさんのtwitterより)>
<9/11 瀧口修造展V part2 ときの忘れもの
デカルコマニーを中心に、関連する作家陣のリトグラフなども展示。
欲しい気持ちは山々だが今回はこらえて、今日届いたばかりという、現在ポンピドーセンターで開催中の『シュルレアリスム展』の図録を購入。瀧口作品もあります😊
(20240912/cookieさんのtwitterより)>
<ポンピドゥー・センターの『シュルレアリスム展』ではエルンストらの作品と共に、瀧口修造のデカルコマニーの作品が展示されていた。無意識が映し出されるだろうか。
(20240905/Rie du Bouaysさんのtwitterより)>
「生誕120年 瀧口修造展V Part 2 シュルレアリスム関連8作家とともに」
2024年9月10日(火)~9月21日(土) 11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
今年は瀧口修造の生誕120年でもあり、シュルレアリスム宣言100年記念の年でもあります。世界各地でシュルレアリスム関連の展覧会が開催され、パリ・ポンピドゥーセンターの「SURREALISME」展には瀧口修造のデカルコマニーが出品されています(会期:2024年9月4日―2025年1月13日)。
瀧口修造は1924年に「シュルレアリスム宣言」をしたアンドレ・ブルトンと文通し、日本でシュルレアリスム文献の翻訳や評論を発表するなど、日本におけるシュルレアリスム運動を牽引しました。
ときの忘れものは今年4月に「瀧口修造展V Part1」を開催しましたが、今回はPart 2として、瀧口修造が折に触れ論じたシュルレアリスム関連作家の版画10数点と、未公開の瀧口修造のデカルコマニーや水彩を約15点ご覧いただきます。
出品作家:ジョアン・ミロ、マックス・エルンスト、マン・レイ、ハンス・ベルメール、ロベルト・マッタ、フランシス・ピカビア、マルセル・デュシャン、パウル・クレー、他
※クリックすると再生します。
※右下の「全画面」ボタンをクリックすると動画が大きくなります。
●展示風景

































■瀧口修造 Shuzo TAKIGUCHI
詩人・美術評論家・造形作家。富山県出身。戦前・戦後を通じた、前衛芸術の精神的・理論的支柱といえる存在。西脇順三郎を通じて知ったシュルレアリスムの紹介・普及に、生涯にわたり注力した。
慶應義塾大学在学中にA.ブルトン『超現実主義と絵画』(厚生閣書店、1930年)を全訳し、前衛詩の極北とされる一連の実験的な詩も執筆した。1931年に卒業後、36年頃まで映画製作所PCLに勤務する傍らブルトンらと文通し、シュルレアリスム文献の翻訳や評論を発表、また多くの前衛芸術家グループも指導した。37年には「海外超現実主義作品展」(銀座の日本サロンほか)を山中散生とともに開催した。
当時のシュルレアリスムは国際共産党と対立していたが、41年4月、治安維持法違反の嫌疑で福沢一郎とともに特高に検挙され、起訴猶予処分による11月の釈放後も保護観察下に置かれ、活動は抑圧された。戦後は「時代の証言者」とも評される多彩な活動を展開した。
読売アンデパンダン展(49~63年)などの眼識のある展評により、若手作家から絶大な信頼を寄せられた。51~57年、神田駿河台下の画材店竹見屋の依頼でタケミヤ画廊を運営し、208回の展覧会を通じ河原温、草間彌生らを輩出した。51年に北代省三、山口勝弘、武満徹、湯浅譲二らが結成した「実験工房」の活動も、命名者として後見した。
58年、ヴェネチア・ビエンナーレの代表・審査員として訪欧し、イタリアの彫刻部門代表L.フォンタナに絵画・彫刻の両部門で投票した後、ブルトン、M.デュシャン、S.ダリらと面談して帰国した。60年以降、執筆の重心を美術批評から展覧会序文へと移し、また自らも水彩やデカルコマニーなどの制作を開始し、個展を6回ほど開催した。
国立近代美術館運営委員(52~64年度)などの公職を退く一方、赤瀬川原平の「千円札裁判」(65~70年)では特別弁護人を買って出た。63年、架空の「オブジェの店」の開店を構想し、店名の命名をデュシャンに依頼すると、有名な女性変名「ローズ・セラヴィ」を贈られ、返礼に『マルセル・デュシャン語録』を刊行した。以降もデュシャン研究に従事し、心筋梗塞で没した。(執筆:土渕信彦)
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆「生誕120年 瀧口修造展V Part 2 シュルレアリスム関連8作家とともに」
2024年9月10日(火)~21日(土)11時~19時 ※日・月・祝日休廊
出品:瀧口修造、ジョアン・ミロ、マックス・エルンスト、マン・レイ、ハンス・ベルメール、ロベルト・マッタ、フランシス・ピカビア、マルセル・デュシャン、パウル・クレー、他

出品作品の詳細は9月9日ブログに掲載しました。◆次回企画 松本竣介展
会期:2024年10月4日(金)~19日(土)11時~19時 ※日・月・祝日休廊

●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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