週に1度のお休みを設けたり設けなかったりしながら、今年もほぼ毎日更新し続けた「ときの忘れものブログ」。2024年によく読まれた記事ベスト10をご紹介します。
面白いもので、その日の記事がその日に読まれるとは限りません。何年も経ってから突然昔の記事にアクセスが集中することもしばしばでした。
シュルレアリスム宣言100年記念の年に開催された展覧会のレポートや、人気の絶えない倉俣史朗やジョナス・メカスの関連記事、惜しまれながらこの世を去った篠山紀信先生、舟越桂先生の関連記事、10年以上続く大竹昭子先生の連載や、今年始まった栗田秀法先生の連載、来年から新連載をスタートしてくださる今村創平先生の書評など。執筆者の皆様、読者の皆様に感謝申し上げます。
●2024-10-08 中原千里 ポンピドゥー・センター「シュルレアリスム展」レポート その1
「ポンピドゥの企画展スペースはその都度展示に合わせて設計する。今回は「迷宮」というテーマのためか、会場スペースの真ん中へまず観客を運び、そこから螺旋状—-アンモナイトの化石のように—-に展示室が連なるよう仕立てられた。」

●2024-09-29 今村創平のブックレビュー/片桐悠自『アルド・ロッシ 記憶の幾何学』
「本書の冒頭で筆者が記しているように、今ロッシは忘れられた存在である。そうした中での本書の刊行は、ロッシファンを自認する私が、待ち望んでいたものといえる。」

●2024-04-01 大竹昭子のエッセイ「迷走写真館~一枚の写真に目を凝らす」第125回
「建物の壁は色を失い、暗いひとつの塊になっていく。
少女たちが気付いていない何ものかがその開口部から現れてくる。」

●2018-04-24 北村淳子のエッセイ「最初と最後ー舟越直木さんのことを少しだけ」
「官能的な具象彫刻でもないのに、毎日密やかさをもって、こっち来て、と囁きかけてくる。キャプションを見ると「舟越直木 《作品》1986年」(*)とあった。」

舟越直木《作品》1986年 世田谷美術館蔵
●2024-05-25 新連載・栗田秀法「現代版画の散歩道」第1回 加納光於
「鮮やかな青の混沌とした形象を統御するような金色の線や幾何学的な形象が同居することで全体は図式化され、ある種の高貴さや清冽ささえ醸し出されているようにも見える。」

●2023-06-16 倉俣史朗のバー「COMBLE コンブレ」
「静岡駅から徒歩10分ほどの場所にあるこのバーは、倉俣史朗先生が内装を手掛けた数少ない現存する店舗です。」

●2024-03-06 原広司設計・粟津潔邸でジョナス・メカス展 ~3月31日
「原広司設計による伝説的な名建築で、建築ファンなら一度は訪ねたいと思うでしょう。
ときの忘れものも展示作品の貸し出しをお手伝いしました。」

●2024-03-18 弘中智子「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本展」板橋区立美術館で3月2日~4月14日
「2024年にシュルレアリスムに関連する展覧会を行おうと企画をあたためて十数年、ようやく実現した「シュルレアリスムと日本」展が3月2日より板橋区立美術館で始まった。この展覧会がオープンするまでのことをごく簡単に紹介したい。」

●2024-01-13 石原輝雄のエッセイ「美術館でブラパチ」第18回 京都文化博物館
「いったん終了」させていただいた「美術館でブラパチ」ですが、京都をスタート会場とする「シュルレアリスム」を冠した展覧会が催されるので居ても立っても居られず、不義理したのを承知でご亭主に再開をお願いした。「シュルレアリスム」と聞くと、学生時代の興奮が蘇る。不思議ですね、どうしてでしょう。

●2024-01-06 篠山紀信さん逝く
「私たちが篠山さんと最初に仕事をしたのは1983年11月。
福岡の秀巧社ギャラリーで開催した「磯崎新展」のときに、カメラのドイさんの協力を得て、篠山紀信さんが激写した「シノラマショー」を会場で上映しました。」

以上10本をご紹介しましたが、ほかにも多数の執筆者によってほぼ毎日、ブログ記事を掲載することができました。
来年も皆さんに喜んでいただける魅力的なプログラムを用意しています。
◆「生誕90年 倉俣史朗展 Cahier」
会期=2024年12月13日(金)~12月28日(土) ※日・月・祝日休廊
出品全作品の詳細は12月9日ブログに掲載しました。

(映像制作:WebマガジンColla:J 塩野哲也)
※クリックすると再生します。
※右下の「全画面」ボタンをクリックすると動画が大きくなります。
●パリのポンピドゥー・センターで開催されているシュルレアリスム展にはときの忘れものも協力し瀧口修造のデカルコマニーを貸し出し出品しています。カタログ『SURREALISME』の仏語版は完売し、現在は英語版を発売しています。ご注文の方はメール(info@tokinowasuremono.com)または電話(03-6902-9530)でお問合せください。
サイズ:32.8×22.8×3.5cm、344頁 22,000円(税込み)+送料1,500円
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

面白いもので、その日の記事がその日に読まれるとは限りません。何年も経ってから突然昔の記事にアクセスが集中することもしばしばでした。
シュルレアリスム宣言100年記念の年に開催された展覧会のレポートや、人気の絶えない倉俣史朗やジョナス・メカスの関連記事、惜しまれながらこの世を去った篠山紀信先生、舟越桂先生の関連記事、10年以上続く大竹昭子先生の連載や、今年始まった栗田秀法先生の連載、来年から新連載をスタートしてくださる今村創平先生の書評など。執筆者の皆様、読者の皆様に感謝申し上げます。
●2024-10-08 中原千里 ポンピドゥー・センター「シュルレアリスム展」レポート その1
「ポンピドゥの企画展スペースはその都度展示に合わせて設計する。今回は「迷宮」というテーマのためか、会場スペースの真ん中へまず観客を運び、そこから螺旋状—-アンモナイトの化石のように—-に展示室が連なるよう仕立てられた。」

●2024-09-29 今村創平のブックレビュー/片桐悠自『アルド・ロッシ 記憶の幾何学』
「本書の冒頭で筆者が記しているように、今ロッシは忘れられた存在である。そうした中での本書の刊行は、ロッシファンを自認する私が、待ち望んでいたものといえる。」

●2024-04-01 大竹昭子のエッセイ「迷走写真館~一枚の写真に目を凝らす」第125回
「建物の壁は色を失い、暗いひとつの塊になっていく。
少女たちが気付いていない何ものかがその開口部から現れてくる。」

●2018-04-24 北村淳子のエッセイ「最初と最後ー舟越直木さんのことを少しだけ」
「官能的な具象彫刻でもないのに、毎日密やかさをもって、こっち来て、と囁きかけてくる。キャプションを見ると「舟越直木 《作品》1986年」(*)とあった。」

舟越直木《作品》1986年 世田谷美術館蔵
●2024-05-25 新連載・栗田秀法「現代版画の散歩道」第1回 加納光於
「鮮やかな青の混沌とした形象を統御するような金色の線や幾何学的な形象が同居することで全体は図式化され、ある種の高貴さや清冽ささえ醸し出されているようにも見える。」

●2023-06-16 倉俣史朗のバー「COMBLE コンブレ」
「静岡駅から徒歩10分ほどの場所にあるこのバーは、倉俣史朗先生が内装を手掛けた数少ない現存する店舗です。」

●2024-03-06 原広司設計・粟津潔邸でジョナス・メカス展 ~3月31日
「原広司設計による伝説的な名建築で、建築ファンなら一度は訪ねたいと思うでしょう。
ときの忘れものも展示作品の貸し出しをお手伝いしました。」

●2024-03-18 弘中智子「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本展」板橋区立美術館で3月2日~4月14日
「2024年にシュルレアリスムに関連する展覧会を行おうと企画をあたためて十数年、ようやく実現した「シュルレアリスムと日本」展が3月2日より板橋区立美術館で始まった。この展覧会がオープンするまでのことをごく簡単に紹介したい。」

●2024-01-13 石原輝雄のエッセイ「美術館でブラパチ」第18回 京都文化博物館
「いったん終了」させていただいた「美術館でブラパチ」ですが、京都をスタート会場とする「シュルレアリスム」を冠した展覧会が催されるので居ても立っても居られず、不義理したのを承知でご亭主に再開をお願いした。「シュルレアリスム」と聞くと、学生時代の興奮が蘇る。不思議ですね、どうしてでしょう。

●2024-01-06 篠山紀信さん逝く
「私たちが篠山さんと最初に仕事をしたのは1983年11月。
福岡の秀巧社ギャラリーで開催した「磯崎新展」のときに、カメラのドイさんの協力を得て、篠山紀信さんが激写した「シノラマショー」を会場で上映しました。」

以上10本をご紹介しましたが、ほかにも多数の執筆者によってほぼ毎日、ブログ記事を掲載することができました。
来年も皆さんに喜んでいただける魅力的なプログラムを用意しています。
◆「生誕90年 倉俣史朗展 Cahier」
会期=2024年12月13日(金)~12月28日(土) ※日・月・祝日休廊
出品全作品の詳細は12月9日ブログに掲載しました。

(映像制作:WebマガジンColla:J 塩野哲也)
※クリックすると再生します。
※右下の「全画面」ボタンをクリックすると動画が大きくなります。
●パリのポンピドゥー・センターで開催されているシュルレアリスム展にはときの忘れものも協力し瀧口修造のデカルコマニーを貸し出し出品しています。カタログ『SURREALISME』の仏語版は完売し、現在は英語版を発売しています。ご注文の方はメール(info@tokinowasuremono.com)または電話(03-6902-9530)でお問合せください。
サイズ:32.8×22.8×3.5cm、344頁 22,000円(税込み)+送料1,500円
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
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営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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