8月9日は田名網敬一先生の命日です。

<デザイナーとしてキャリアをスタートさせ、60年代から現在に至るまで幅広いジャンルを横断し、独自の地位を築いてきたアーティスト・田名網敬一が8月9日に逝去した。享年88歳。
 田名網は1936年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。在学中にデザイナーとしてデビューし、75年には日本版月刊『PLAYBOY』の初代アートディレクターを務めるなど、早くから雑誌や広告を主な舞台に、日本のアンダーグラウンドなアートシーンを牽引してきた。また60年代からはデザイナーとして培った方法論・技術を駆使し、絵画、コラージュ、立体作品、アニメーション、実験映像、インスタレーションなどを制作。アートディレクター、グラフィックデザイナー、映像作家など、そのジャンルを横断した類まれな創作活動により、他の追随を許さない地位を築いてきた。現在、世界初の大規模回顧展となる大規模個展「田名網敬一 記憶の冒険」が国立新美術館で11月11日まで開催されている。
(2024.8.20/美術手帖WEB版NEWS より)>

私たちは42年前の1983年に「アンディ・ウォーホル全国展」(現代版画センター主催)を企画し、思いもかけない大反響をいただいたのですが、当初ウォーホルに関してほとんど無知だった亭主を手取足取り教育してくれたのが、ウォーホル・オタク三人衆(根本寿行、栗山豊、宮井陸郎)という史上最強のウォーホルチルドレンとでも呼ぶべき面々でした。彼らが展覧会やカタログ、ポスター制作に尽力してくれました。
ポスターは何種類か作ったのですが、オタク三人衆が最も力を入れて口説いたのがた田名網敬一先生でした。


アンディ・ウォーホル Andy WARHOL
《「1983~1984 アンディ・ウォーホル展」ポスター》
1983年
オフセット
103×72.5cm
デザイン:田名網敬一
制作:現代版画センター
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◆「2025コレクション展4/瑛九、ウォーホル、ホックニー他」
会期:2025年8月1日(金)~8月16日(土) 11:00~19:00 ※日曜・月曜・祝日休廊

出品作家:靉嘔、赤瀬川原平、安藤忠雄、畦地梅太郎、泉茂、石山修武、磯辺行久、伊藤公象、瑛九、オノサト・トシノブ、恩地孝四郎、加藤清之、北川太郎、草間彌生、倉俣史朗、島州一、嶋田しづ、田名網敬一、難波田龍起、野田哲也、長谷川潔、日和崎尊夫、舟越保武、舟越直木、堀尾貞治、槇文彦、宮脇愛子、元永定正、百瀬寿、山口薫、横尾忠則、若林奮、アンディ・ウォーホル、ジョン・ケージ、ジャン・フォートリエ、デイヴィッド・ホックニー、ソニア・ドローネー、フェルナン・レジェ、マリー・ローランサンほか。
出品全47点の画像とデータは8月2日ブログに掲載しました。 

●お詫び
本日9日は、小林美紀の連載エッセイ「瑛九を囲む宮崎の人々」の掲載日ですが(毎月9日の更新)、私ども(ときの忘れもの)の都合で8月と9月は休載とさせていただきます。筆者の小林美紀先生と読者の皆さんにはお詫び申し上げます。
次回は10月9日に掲載予定です。
小林先生だけではなく他の連載も同様で、一~二ヶ月ほど休載させていただきます。
先日少しご報告しましたが、ホームページを全面的に改変し、連動してブログその他も全く今までとは異なるサイトでの公開作業にかかっています。
思ったより手間で、いまだに道半ばというところで、スタッフも喘ぎながら作業を進めています。
ご理解のほどお願い申し上げます。