1984年
シルクスクリーン
作品サイズ:19.5×14.5cm
Ed.500
スタンプサインあり
※レゾネNo.317(阿部出版)
◆当時は「信号機」などと揶揄され(本当に信号機を写真に撮って作品化したこともある)、初期のフリーハンドの作品を懐かしむ声が多かった、今となっては、これらシステマテックな作風もやはり「世界のスガイ」のものだと痛感する。スピード狂だった菅井は、67年交通事故で瀕死の重傷を負ったが奇跡的に回復。その後システマテックな抽象造形を一層深化させた。だが、1983年ごろから再び手の痕跡を残すような作品を制作し始める。この「赤い空間」は、そのちょうど転換期の作品で、色彩とフォルムに温かみが感じられる。