1980年
木版
イメージサイズ:53.0×20.8cm
シートサイズ:61.0×45.0cm
サインあり
◆日本の伝統木版画技法に抽象表現を見事に昇華させ独自の表現を獲得した内間安瑆の文字通り代表作『森の屏風 Forest Byobu』シリーズの秀作です。鮮やかな色彩のハーモニー、微妙なぼかしが入った色面が幾重にも重なる複雑な構成、多色にもかかわらず画面全体には静かな気品が漂っています。
最後に浮世絵の伝統技法を深化させ「色面織り」と呼ぶ独自の技法を確立し、伝統的な手摺りで45度摺を重ねた『森の屏風 Forest Byobu』連作を生み出します。
摺り師を使わず、ご自分で45度摺りという手の込んだ制作のため、限定部数はなく、APとして数部が摺られたのみの希少な作品です。
内間作品の世界は版画掌誌第4号で特集していますのでそちらもご覧ください。
内間作品はメトロポリタンやホイットニーなど主要美術館に収蔵されています。Ansei Uchimaで検索すれば、多くの美術館が収蔵していることがお分かりになるでしょう。