木原千春

Chiharu KIHARA

1979年山口県に生まれる。高校を中退し、独学で絵を描く。1999 年ギャラリー伝（東京）にて初個展、2001年Gallery Kitamura（東京）にて舟越桂氏企画による個展、2004 年柏わたくし美術館（千葉）にて個展、その他多数開催。2012年よりロイドワークスギャラリー（東京・湯島）にて毎年個展「Vitalism」を開催している。2009年第13回前橋アートコンペライブ2009にてグランプリ受賞。パブリックコレクションにアーツ前橋所蔵。

「生命の気力」を、動物や昆虫など自然界のモチーフを使って色と形とストロークを生かした鮮度のある画面を作っている。余計な膜を纏わないようなるべく削ぎ落とし、感覚に飛び込んでくるような生々しい状態を探り、万物の存在の意に帰郷するように絵画の可能性を表現する。道具だけでなく手や肘や足など体をつかってダイナミックに描く作品群は人々に強烈な印象を与える。