磯崎新連刊画文集「百二十の見えない都市」の銅版の試刷りを取りに白井版画工房に向かった。
青山墓地は鮮やかな花を抱える人々でいつもより賑やかだった。
22版を確認し、残る2版が刷り上れば、銅版は12都市全て揃うことになる。
何度も打ち合わせを繰り返してきた。没になる版も多々ある。そのお蔭で、私は12都市以上の見えない都市を見ることができた。