番号      0027-003
作家名     関根伸夫
作品名    「三つの山」
制作年     1976年
技法      ブロンズ鏡面仕上げ
作品サイズ  12×28×9cm
限定 30部
サイン     本体に刻サイン、函に直筆サインあり
作品の状態  良好。函付、大理石の台座付き(30×15×2cm)

◆作品のワンポイント/「位相-大地」によって60年代以降の日本美術に決定
的な転回点をもたらした関根伸夫の立体作品です。1970年にヴェネチア・ビエ
ンナーレに出品した作品「空相」は、鏡面磨きされたステンレスの柱の上に岩
を載せたもので、周りの風景を映すステンレスの柱は周囲に同化し、岩が宙に
浮いて見えるという作品で、話題を呼びました。
この「三つの山」も鏡面仕上げされおり、周囲を映しこみます。三つの山は球
体のため、それはデフォルメされ、かつ三つの異なる大きさで見えるというユ
ーモアも含んだ作品です。

◆作家の紹介/関根伸夫(せきね のぶお)は、1942年埼玉県生まれ。1968年多摩美
術大学大学院油画研究科修了。在学中、斎藤義重に影響を受ける。1968年須磨離宮公
園で開催された第1回現代日本野外彫刻展での作品「位相-大地」は大きな反響を呼
び、注目を集めた。また、この年「長岡現代美術館賞展」大賞を受賞。1970年、ヴェ
ニス・国際ビエンナーレ出品を機にヨーロッパ滞在。1973年、環境美術研究所設立。
1978年ヨーロッパ3国巡回個展。1982年「関根伸夫全国展-版画と立体展」(現代版
画センター企画)。1987年、位相絵画展。2002年、釜山彫刻プロジェクト。2003年に
は「〈環境美術〉なるもの―関根伸夫展―」(川越市立美術館)が開催された。現
在、株式会社環境美術研究所代表。

関根伸夫「三つの山」

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