11時半頃、ディスハウスに三校のゲラを取り行き、12時にぱくきょんみさんが来廊された。修正が直っているか一緒にチェックをしていき、見落としを発見した。いま気付いたからよかったものの、とても致命的な見落とし。ぱくさんと、「あんなに何度も見たのに・・・」と深く息をついた。明日入稿しなければ3月22日刊行が間に合わないため、今回は三校まで。まだ見落としがありそうで、もう少し手元に置かせて欲しい気分。
印刷所から「トリシャ・ブラウン ドローイング展――思考というモーション」のDMが届いた。とてもいい出来具合で、ぱくさんも大喜び。
15時に柳田冨美子さんと打ち合わせが入っていたため、「もう一度読んでから北澤さんに戻す」とおっしゃるぱくさんに後はお願いして、私と綿貫さんは柳田家のお屋敷に向かった。
今日は色々考えさせられる出来事があり、電車の中で綿貫さんにアドバイスをもらった。お蔭様で少し気が晴れました。
柳田さんとお会いするのは弘前ツアー以来。アクティヴに遠野と東京の往復で忙しく過ごされている様子だった。柳田さんが営んでいたギャラリー「緑蔭小舎」の歴史本製作は、入社当初から抱えている仕事。段ボール箱5つ分をリストにし、見本として一部を北澤さんにデザインしてもらったゲラを持っていった。綿貫さんが提案をし、そんなことまで考えてたんだ・・・と私は感心して聞いていた。柳田さんもゆっくり考えて返事をするということになった。柳田さんに「仕事慣れたみたいね。前より元気そうよ。」と言われ、温かく見てくださっているように感じ、嬉しく思った。写真で見ていたギャラリーを覗かせて戴き、実際入ってみると天井の高さや区分けされた部屋など全体的に落着いている雰囲気だった。
17時くらいに画廊に戻ると、ぱくさんはすでにお帰りになった後で、植田実先生も来廊されたと令子さんに聞いた。ここで三校を行なっていたぱくさんと植田実先生が久しぶりの再会を果たしたらしい。