『トリシャ・ブラウン――思考というモーション』の写真使用の許可が下りたと、ぱくきょんみさんから悦びの声で電話があった。深夜、ぱくさんと綿貫さんは表紙に使用する写真の許諾のことで一騒動あったらしい。トリシャ・ブラウンのカタログ・ブックで翻訳を務めた中井悠さんから、許諾内容が訳されてメールで届き、綿貫さんがサインをしてニューヨークへファックスした。
16時頃、季刊雑誌『版画芸術』の編集担当者・辺見海さんが来廊された。メールでデータのやり取りはしていたものの、お会いするのははじめて。『日和崎尊夫句集』を版画芸術で取り上げて戴いてから、「版画芸術を見て・・・句集を購入したいのですが。」と毎日注文がくるようになった。媒体ってものすごい電波だな~と痛感。辺見さんに『日和崎尊夫句集』の元となった句のコピーを見せて、皆でケーキと紅茶を戴き、ラム酒に浸ったレーズンの甘さが、いまにも“あれもしなきゃーこれもしなきゃー”と縺れてしまいそうな頭の回線を解いてくれた。