先日、久し振りに休みがとれて(このところトリシャ・ブラウン展の準備でてんてこまいで休日出勤が続いていた)社長と二人、渋谷から新宿と1日に2本も映画を見てしまった。
わが憧れのフィンランドを舞台にした「ククーシュカ ラップランドの妖精」と、カントリー歌手ジョニー・キャッシュを描いた「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」。
見終ったのが夜7時過ぎ、二人とも疲れているはずなのに居酒屋で呑み始め、ついでに久し振りだからと三越裏の地下にある「ナジャ」に寄った。ジョナス・メカスのファンにとっては聖地みたいなバーで、「メカス日本日記の会」の事務局でもあり、オーナーの安保さんご夫妻の尽力で、ここ数年、毎月メカスの上映会を開いている(次回は4月15日)。
嵐山光三郎さんの『日本詣で』(集英社文庫)に「裏町バーのいい話」と題され、ご夫妻のことが詳しく書かれているのでご存知の方も多いでしょう。
嵐山さんたちが元気一杯だった頃(今でもよく怒っているが)、新宿ゴールデン街にあった「文庫屋」という店をとりしきっていたのがクロちゃんで、喧嘩に明け暮れる飲んべえをしり目に「涼しい顔をしてビールを飲んで」おり、「クロちゃんの度胸のすわり方は並ではなかった。修羅場に咲く黒いバラであった」という、かっこいいですねえ。
それともう一軒、二丁目にあった「ナジャ」(今の場所とは違う)のマスターをしていたのが安保さんで唐十郎の状況劇場の座付作曲家でした。クロちゃんと安保さんがいつの間にか結婚して今の「ナジャ」をやっているというわけです。
ときの忘れものの社長も女学生時代、新宿で飲んだくれていたようで、よく行っていたのが花園神社の隣にあったモッサンというバーで、そこのマスターの篤さんが今は出世して何軒も飲み屋をやっているはずという話をしていたらなんのことはない、「ナジャ」の隣の「陶玄房」がその一つで、クロちゃんが電話したら直ぐに篤さんがとんできた。
ン十年ぶりの再会で、社長すっかり昔の女学生に戻り、飲むわ呑むわ。午前様と相成りました。
次回上映会の詳細は、メカス日本日記の会のホーム・ページをご覧下さい。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/morikuni/mekas1.htm
わが憧れのフィンランドを舞台にした「ククーシュカ ラップランドの妖精」と、カントリー歌手ジョニー・キャッシュを描いた「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」。
見終ったのが夜7時過ぎ、二人とも疲れているはずなのに居酒屋で呑み始め、ついでに久し振りだからと三越裏の地下にある「ナジャ」に寄った。ジョナス・メカスのファンにとっては聖地みたいなバーで、「メカス日本日記の会」の事務局でもあり、オーナーの安保さんご夫妻の尽力で、ここ数年、毎月メカスの上映会を開いている(次回は4月15日)。
嵐山光三郎さんの『日本詣で』(集英社文庫)に「裏町バーのいい話」と題され、ご夫妻のことが詳しく書かれているのでご存知の方も多いでしょう。
嵐山さんたちが元気一杯だった頃(今でもよく怒っているが)、新宿ゴールデン街にあった「文庫屋」という店をとりしきっていたのがクロちゃんで、喧嘩に明け暮れる飲んべえをしり目に「涼しい顔をしてビールを飲んで」おり、「クロちゃんの度胸のすわり方は並ではなかった。修羅場に咲く黒いバラであった」という、かっこいいですねえ。
それともう一軒、二丁目にあった「ナジャ」(今の場所とは違う)のマスターをしていたのが安保さんで唐十郎の状況劇場の座付作曲家でした。クロちゃんと安保さんがいつの間にか結婚して今の「ナジャ」をやっているというわけです。
ときの忘れものの社長も女学生時代、新宿で飲んだくれていたようで、よく行っていたのが花園神社の隣にあったモッサンというバーで、そこのマスターの篤さんが今は出世して何軒も飲み屋をやっているはずという話をしていたらなんのことはない、「ナジャ」の隣の「陶玄房」がその一つで、クロちゃんが電話したら直ぐに篤さんがとんできた。
ン十年ぶりの再会で、社長すっかり昔の女学生に戻り、飲むわ呑むわ。午前様と相成りました。
次回上映会の詳細は、メカス日本日記の会のホーム・ページをご覧下さい。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/morikuni/mekas1.htm
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