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<<ギャラリーときの忘れものだより・・・トリシャ・ブラウン展開催中!>>
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先週はトリシャ・ブラウン週間でした。22日のオープニングにはトリシャさんがいらしてくださり、24日には我々がトリシャさんの公演を見に行って、初日の打ち上げに参加させていただき、25日にはトリシャさんが再度画廊に足を運んでくださり、そのあとの会食でいろいろとお話を伺うことができました。なかなかお茶目な方で、我々はすっかりファンになってしまいました。月曜にはパリに発たれましたが、また日本に来たいとおっしゃっていたのは決して社交辞令ではないと信じています。
画廊には連日多くの方(ときの忘れものにしてはと言う意味です)が『トリシャ・ブラウン ドローイング展-思考というモーション』を見に来てくださっています。多くの方に関心を持っていただけてたいへん嬉しく思っております。今回の展覧会カタログ『トリシャ・ブラウン-思考というモーション』もたいへんご好評をいただいております。ご希望の方は、ときの忘れものホームページからお申し込みいただけます。また、4月末までにお申し込みいただければ送料は無料ですので、この機会をお見逃しなく。
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<<今週の話題・・・パウラ・モーダーゾーン=ベッカー展>>
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26日の最終日に「パウラ・モーダーゾーン=ベッカー展」を見に、葉山の神奈川県立近代美術館・葉山まで行ってまいりました。遠い=交通費がかかるところですが、さすがにロケーションは非常に良い場所で、展示内容もたいへん満足のいくものでした。多分、ほとんどの方がご存じない画家だと思いますが、20世紀のはじめ、ドイツのヴォルプスヴェーデという芸術家のコロニーで、フォーゲラーらの画家とともに活動し、31歳の若さで亡くなった女性の画家です。おもに、女性や母子など、貧しいながらも希望を失わずに生きる人たちをモチーフに、大胆な省略の単純化された絵を描きました。その作品は今にしてみれば、表現主義や20世紀絵画の先駆けでしたが、当時は同じ画家である夫にも理解されませんでした。そんな彼女の日本では初めての回顧展です。葉山では終了しましたが、4月2日から宇都宮の栃木県立美術館で5月28日まで開催されます。お近くの方はぜひお出かけください。
なお、ときの忘れものでは、6月ごろにこの展覧会にも出品されていたフォーゲラーをはじめとする作家の版画集『ヴォルプスヴェーデより』を中心とした展覧会を企画中です。内容がまとまりましたらホームページで発表いたしますのでご期待ください。
(ときの忘れものスタッフ 三浦次郎)
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