13時に綿貫さんに連れられ、梅田さんと私はA3サイズのカラーコピー機を所有しているボールクラブの玉井さんの事務所を訪ねた。4月21日から開催するアンディ・ウォーホル展に向けて、故・栗山豊さんが生前コレクションしたアンディ・ウォーホルの膨大な量の資料をカラーコピーする作業を今日から取り掛かる。1枚カラーコピーするのにコンビニでおにぎりが買えてしまう値段なので、直立不動でコピーされるのを待った。3枚目のコピーをしていたら、紙詰まり・・・結構面倒くさいことになっており、機械の前では私はただ無力だった。修理の人を待つこと30分。直してもらって後は梅田さんに託し、私は画廊へ戻った。
画廊には、岡崎乾二郎さんとぱくきょんみさんが見えていた。岡崎さんはトリシャ・ブラウンのドローイングを「方法論としてのドローイング」と言っていた。何だか答えをもらえた気になった。この言葉は気持ちいいくらいにピタッと当てはまるものだった。
仕事が終わり、食事に誘ってもらった。綿貫さんと令子さんと三浦さんと「机」という居酒屋に行き、炙り刺身やアボガド納豆、帆立の酒蒸しを肴に、話題はトリシャ・ブラウン展から自分の性格までコロコロ変わり、気が付けば3時間も過ぎていた。