今日は最近サボりがちだった白井版画教室に行ってきた。現在制作中の作品は2版2色刷りで、1版は銅版にソフトグランドでジッパーを描いており、もう1版は銅版にデニムを貼り付けていたので試刷りをしてもらった。デニム生地はコーティングをしていないので色の変更が利かないとわかり、どの色にしようか工房をぐる~っと見渡した。赤にしようか・・・グラデーションもいいな・・・と、あれこれ迷った末、デニムっぽさがでる水色にした。冒険心のない私。ジッパーの版に黒のインクを詰めて、デニムを貼っている版にはコバルトブルーにホワイトをたっぷり混ぜた水色をローラーで塗ってもらった。まずジッパーの版を設置し、湿った紙を被せテープで固定しプレス機にかけた。次に紙が動かないようにその版を取り除き、同じ位置にデニムの版を設置してまたプレス機にかけて、試刷りと対面。「う~ん・・・なんかモノ足りない」と言うと、いつの間にか背後に他の生徒さんが集っていた。試刷りが出来ると決ってアドバイスをくれる。そのアドバイスを採用し、ジッパーの空いている部分を白ヌキにして、そこに雲を描くことになった。雲の形に切り抜いた紙をデニムの版に貼って、プレス機にかけた。さっきよりはよくなった。
晩御飯タイムになり、ワインを飲んだ。生徒さんがおすそ分けしてくれたチーズや餃子も食べて、お腹いっぱいでふにゃ~と動けずにいたら「もう今日はお終いにするの?」と聞かれた。そうしようかとも思ったけど、デニムの色をもうちょっと薄くしたかったので、もう1枚試刷りしてもらった。