今日は14時に、磯崎新連刊画文集『百二十の見えない都市』の作品のポジフィルム撮影のため、東麻布にある撮影スタジオに出掛けた。普段は作品を預けて撮影してもらうのだが、今回はセットの組み合わせを間違えないように私も撮影に立ち合うことになった。今回は、シルクスクリーン1点と銅版画2点のセット4組と、たとうの計5カットの撮影。背景紙はグレーに決めた。カメラマンの方は、平台にロール状になったグレーの背景紙を敷き、天井からぶら下がった照明の位置を決め、カメラをハイアングルにセットした。私は見取り図を見ながら作品の組を間違えないように作品を置いた。スタジオに次々集ってきたスタッフの皆さんに意見をもらい、レンズ越しにみる作品の位置を指示してもらい、ようやく撮影に入った。準備だけで1時間が経とうとしていた。試しのポラロイドを撮ってもらい確認した。静物なのでポーズを極めてくれないのに、作品にも表情ってものがあるんだと知った。2カット目も3カット目も4カット目も淡々と終了した。たとうの撮影は、正面から撮ったら立体的に写らないよと言われ、うぅーん・・・と悩んでいたら、正面からと、斜めから撮っていい方を使ったら?と言われ、そうすることにした。16時前に撮影が終了した。お茶とおやつを戴き、一息入れてから画廊に戻った。
2006.5.25
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