“ときの忘れもの”今週のオークション 2006.05.29



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<<ギャラリーときの忘れものだより・・・永井桃子展開催中!>>

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26日から永井桃子さんのときの忘れものでは4回目となる個展が始まりました。3号から60号の油彩12点と、ドローイング5点、計17点を展示しています。

独特な淡い色遣いでマットな作品は、自分でキャンバスを貼り、地塗りをして、絵の具を何度も何度も塗り重ねて描かれています。すべての作品は、ホームページでもご覧いただけますが、微妙な色彩はぜひ実物をご覧下さい。6月3日(土)までです。お待ちしております。

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<<今週の話題・・・雑感>>

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26日のエスト・ウエスト・オークションでは、「ポスト・ウォー&コンテンポラリー・アート」というタイトルで、村上隆、奈良美智を始めとする日本の若手作家の作品や、中国、韓国の現代美術作品がオークションに出品されました。画廊の発表価格よりオークションの落札価格のほうが安い場合がままありますが、今回のこのオークションは、若手の作家の発表価格を上げようという意図が感じられました。その意味で、落札結果が気になるところです。

実は、出品作家の中には、私が持っている作家の作品もあり、個人的にも気になります。私はその作家の初めての個展で作品を購入しましたが、今回のエスティメートを見ると、そのときの発表価格の6~7倍になっています。高くなったのを喜ぶより、その作家の作品をもう買えなくなるほうが寂しいと感じてしまうのは私だけでしょうか。