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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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飯田善國・画、西脇順三郎・詩、詩画集「クロマトポイエマ」展は、熱心なファンの方に多数ご来廊いただき、ありがとうございました。お蔭様で、全点完売という嬉しい最終日を迎えることが出来ました。
来週は、いよいよ「EROS & KHAOS X氏写真コレクション展」を開催いたします。9月6日から9日までの4日間という短い会期ですが、ぜひお見逃しのないようにお出かけください。美術館クラスの作品が並びます。
今月はそのあと15日(金)から30日(土)まで、第17回瑛九展を開催します。点描などの油彩5点をはじめ、デビュー作となった「眠りの理由」連作などのフォトデッサン13点、ほとんど公開されたことにない木版画2点など計30点を出品します。
また、16日(土)17時より五十殿利治さん(筑波大学大学院教授)を迎え、ギャラリートークを行ないます。五十殿さんは1997年に刊行された『瑛九作品集』(日本経済新聞社)の編集にも参加され、近代日本美術史研究の第一人者として活躍されています。
参加費は1,000円(1ドリンク)で、予約が必要ですので、参加希望の方は、お名前とお電話番号をご記入の上、ときの忘れものまでご予約ください。
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<<今週の話題~行って来ました>>
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先週書きました展覧会に行ってまいりましたので、ご報告いたします。
「名取洋之助と日本工房」展(9月3日まで)川崎市民ミュージアム
写真家名取洋之助が主宰した日本工房の仕事を、現在2部しか存在を確認できない貴重なものを含む季刊誌「NIPPON」36冊を中心に紹介した展覧会です。この展覧会を見ると、名取が、写真家としてだけでなく、かなり優秀なプロデューサーであったことがわかります。
また、常設ギャラリーには、名取の写真集「ロマネスク」からの写真50点が展示されています。
「ポーランド写真の100年展」(8月27日に終了)松濤美術館
予想した通り、前衛的な作品が多かったですが、100年前の作品と最近の作品がほとんど同じように見えました。100年前がすごかったのか、今が古いのか、はたまた普遍的なのか。何の変哲もないようなものに付いているタイトルが哲学的だったり、地味ですが面白い展覧会でした。
「Bunkamura
Art Show
2006」(8月27日に終了)BUNKAMURAギャラリー
今年で3回目を迎える若い作家を紹介する展覧会で、今年は鮫島大輔/永瀬武志/浜竹睦子/山口典子の4人の作品を中心に、過去に紹介した作家の作品も展示してありました。
それぞれに特徴がありましたが、僕
は、自分を被写体に小豆に埋もれたり、画鋲まみれになったり、携帯の文字盤を全身にまとったりと、最近多い変身ものと言えますが、山口典子さんの作品が気に入りました。
山口さんや澤田知子さん、岩根愛さんたちは、自分たちが変身することが主であり、写真はそれを記録する手段の一つと捉えているのではないでしょうか。だから、彼女たちの作品は、写真作品ではなくコンセプチュアル・アートとして扱われているのでしょうけど、僕は、写真のプリントの美しさを追求する作家にも出てきて欲しいと思っております。(スタッフ 三浦次郎)
<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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飯田善國・画、西脇順三郎・詩、詩画集「クロマトポイエマ」展は、熱心なファンの方に多数ご来廊いただき、ありがとうございました。お蔭様で、全点完売という嬉しい最終日を迎えることが出来ました。
来週は、いよいよ「EROS & KHAOS X氏写真コレクション展」を開催いたします。9月6日から9日までの4日間という短い会期ですが、ぜひお見逃しのないようにお出かけください。美術館クラスの作品が並びます。
今月はそのあと15日(金)から30日(土)まで、第17回瑛九展を開催します。点描などの油彩5点をはじめ、デビュー作となった「眠りの理由」連作などのフォトデッサン13点、ほとんど公開されたことにない木版画2点など計30点を出品します。
また、16日(土)17時より五十殿利治さん(筑波大学大学院教授)を迎え、ギャラリートークを行ないます。五十殿さんは1997年に刊行された『瑛九作品集』(日本経済新聞社)の編集にも参加され、近代日本美術史研究の第一人者として活躍されています。
参加費は1,000円(1ドリンク)で、予約が必要ですので、参加希望の方は、お名前とお電話番号をご記入の上、ときの忘れものまでご予約ください。
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<<今週の話題~行って来ました>>
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先週書きました展覧会に行ってまいりましたので、ご報告いたします。
「名取洋之助と日本工房」展(9月3日まで)川崎市民ミュージアム
写真家名取洋之助が主宰した日本工房の仕事を、現在2部しか存在を確認できない貴重なものを含む季刊誌「NIPPON」36冊を中心に紹介した展覧会です。この展覧会を見ると、名取が、写真家としてだけでなく、かなり優秀なプロデューサーであったことがわかります。
また、常設ギャラリーには、名取の写真集「ロマネスク」からの写真50点が展示されています。
「ポーランド写真の100年展」(8月27日に終了)松濤美術館
予想した通り、前衛的な作品が多かったですが、100年前の作品と最近の作品がほとんど同じように見えました。100年前がすごかったのか、今が古いのか、はたまた普遍的なのか。何の変哲もないようなものに付いているタイトルが哲学的だったり、地味ですが面白い展覧会でした。
「Bunkamura
Art Show
2006」(8月27日に終了)BUNKAMURAギャラリー
今年で3回目を迎える若い作家を紹介する展覧会で、今年は鮫島大輔/永瀬武志/浜竹睦子/山口典子の4人の作品を中心に、過去に紹介した作家の作品も展示してありました。
それぞれに特徴がありましたが、僕
は、自分を被写体に小豆に埋もれたり、画鋲まみれになったり、携帯の文字盤を全身にまとったりと、最近多い変身ものと言えますが、山口典子さんの作品が気に入りました。
山口さんや澤田知子さん、岩根愛さんたちは、自分たちが変身することが主であり、写真はそれを記録する手段の一つと捉えているのではないでしょうか。だから、彼女たちの作品は、写真作品ではなくコンセプチュアル・アートとして扱われているのでしょうけど、僕は、写真のプリントの美しさを追求する作家にも出てきて欲しいと思っております。(スタッフ 三浦次郎)
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