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<ギャラリーときの忘れものだより>>
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ただいま石山修武「チベット・インスピレーション」展を開催中です。今日14日は午後5時から石山先生を迎えてギャラリー・トークを開催します。すでにギャラリーが満杯になるほどの方からお申し込みいただいており、どんなことを聞かせてくださるのか楽しみです。
石山修武画文集『境界線の旅』は、当初お知らせした内容が変更になりました。詳しくはホームページをご覧下さい。ただいま、好評予約受付中です。
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<<今週の話題~芸術の秋のつづきのつづき>>
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今週行った展覧会をご紹介します。
まずは東京藝術大学大学美術館の「日曜美術館30年展」。日曜の午後でしたので10分ほど並んで入場。中も結構人がいました。展示された絵は、ほとんどがかつて見たことのある絵なので、鑑賞すると言うより確認ながら次へ進むという感じでした。そのなかで、横山操の「白富士」という絵は初めてだと思いますが、大きな画面に描かれた闇に浮かぶ白い富士山が自分のほうに迫ってくるようで、久し振りに絵に圧倒されました。絵の横にはその作家や絵について語った番組のゲストのコメントが添えられており、それを読みながら絵を見ていくのは楽しい経験でした。
次は、国立西洋美術館の「ベルギー王立美術館展」。以前、パリから帰る途中、ブリュッセルで数時間トランジットがあったので、空港から車を飛ばして王立美術館に行ったことがあります。美術館の建物は覚えていたのですが、どんな作品を見たかあまり覚えていません。今回見た絵も個々には良い作品ですが、特に強く印象に残る作品がなく、多分今回も覚えていられないでしょう。ブリューゲルの「イカロスの墜落」が、ブリューゲルの真作か怪しくなったので「ブリューゲル(父)(?)」となっていました。
フェルナン・クノップフやレオ
ン・スピリアールトはもともと好きな作家でしたので、その作品を見ることが出来て嬉しい思いでした。ルネ・マグリットの「光の帝国」が思ったより大きく、鮮やかな印象を持ちました。
翌日、渋谷のBUNKAMURAザ・ミュージアムで「ピカソとモディリアーニの時代」展を見ました。リール近代美術館所蔵作品ということでしたが、もとはあるコレクターの収集作品が中心になっているそうです。キュビスムのブラックに始まる展示は、ピカソ、レジェ、ロランスと続きます。ピカソの作品は中途半端なキュビスムのようでいまひとつでしたが、レジェの作品は良かったと思います。モディリアーニの作品も「母と子」「キスリングの肖像」など良いものが出ており、作品の前には人だかりが出来ていました。クレーの作品にも印象的なものがあり、最後のビュッフェまで楽しめる展覧会でした。
(スタッフ 三浦次郎)
<ギャラリーときの忘れものだより>>
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ただいま石山修武「チベット・インスピレーション」展を開催中です。今日14日は午後5時から石山先生を迎えてギャラリー・トークを開催します。すでにギャラリーが満杯になるほどの方からお申し込みいただいており、どんなことを聞かせてくださるのか楽しみです。
石山修武画文集『境界線の旅』は、当初お知らせした内容が変更になりました。詳しくはホームページをご覧下さい。ただいま、好評予約受付中です。
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<<今週の話題~芸術の秋のつづきのつづき>>
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今週行った展覧会をご紹介します。
まずは東京藝術大学大学美術館の「日曜美術館30年展」。日曜の午後でしたので10分ほど並んで入場。中も結構人がいました。展示された絵は、ほとんどがかつて見たことのある絵なので、鑑賞すると言うより確認ながら次へ進むという感じでした。そのなかで、横山操の「白富士」という絵は初めてだと思いますが、大きな画面に描かれた闇に浮かぶ白い富士山が自分のほうに迫ってくるようで、久し振りに絵に圧倒されました。絵の横にはその作家や絵について語った番組のゲストのコメントが添えられており、それを読みながら絵を見ていくのは楽しい経験でした。
次は、国立西洋美術館の「ベルギー王立美術館展」。以前、パリから帰る途中、ブリュッセルで数時間トランジットがあったので、空港から車を飛ばして王立美術館に行ったことがあります。美術館の建物は覚えていたのですが、どんな作品を見たかあまり覚えていません。今回見た絵も個々には良い作品ですが、特に強く印象に残る作品がなく、多分今回も覚えていられないでしょう。ブリューゲルの「イカロスの墜落」が、ブリューゲルの真作か怪しくなったので「ブリューゲル(父)(?)」となっていました。
フェルナン・クノップフやレオ
ン・スピリアールトはもともと好きな作家でしたので、その作品を見ることが出来て嬉しい思いでした。ルネ・マグリットの「光の帝国」が思ったより大きく、鮮やかな印象を持ちました。
翌日、渋谷のBUNKAMURAザ・ミュージアムで「ピカソとモディリアーニの時代」展を見ました。リール近代美術館所蔵作品ということでしたが、もとはあるコレクターの収集作品が中心になっているそうです。キュビスムのブラックに始まる展示は、ピカソ、レジェ、ロランスと続きます。ピカソの作品は中途半端なキュビスムのようでいまひとつでしたが、レジェの作品は良かったと思います。モディリアーニの作品も「母と子」「キスリングの肖像」など良いものが出ており、作品の前には人だかりが出来ていました。クレーの作品にも印象的なものがあり、最後のビュッフェまで楽しめる展覧会でした。
(スタッフ 三浦次郎)
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