------------------------------
<<ギャラリーときの忘れものだより>>
------------------------------
次の企画展は12月1日からの「草間彌生展」ですので、それまで間があるからと、画廊コレクション展として恩地孝四郎、O
Jun、内間安王星らの作品を展示しています。実は、内緒のお楽
しみがありまして、メインの壁面にある有名な20世紀前半のフランス人作家の100号の絵が飾ってあります。これはいらした方だけのサプライズです。
「草間彌生展」の出品作品が決りました。間もなくホームページにアップいたしますので、ぜひチェックしてみてください。12月2日(土)には京都造形芸術大学助教授の林洋子さんをお迎えしてギャラリー・トークを開催いたします。会費は、1ドリンク付きで1000円で、ただいま申し込み受付中です。
------------------------------
<<今週の話題~ルソーは素朴派?>>
------------------------------
先日、世田谷美術館で開催中の「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」展を見てまいりました。
僕はそれほどルソーが好きなわけではありませんでしたが、展示された20数点のなかには、2,3点良いと思う作品がありました。なかでも、誰もが立ち止まらずに通り過ぎる「花」という絵が気に入りました。テーブルの上に花を活けた花瓶が置いてあるだけの絵なのですが、その花は割と地味で、テーブルの上にポツンと置いてある花瓶が物寂しく、他の画家の描く派手な花の絵とはちょっと違うなあと思ったわけです。
また、「フリュマンス・ビッシュの肖像」という作品も、自分を振った女性に亡くなった彼女のご主人の絵を描いてプレゼントしたものだという解説があり、なかなか感動的だと思ったところが、あとで画廊のご亭主にルソーがいかに家庭や家族を省みず、女に入れあげる生活をしていたかを聞いたら、何だか下心見え見えの絵に思えてしまいました。
他では、カミーユ・ポンポワという作家の絵がユーモラスで色気があり、人物はデフォルメされているのに、背景が変にリアルだったりして、そのアンバランスなところが面白く、好きでした。他にもルソーの影響を有形無形に受けていると思われている多くの内外の作家の絵画・写真・立体作品が展示されていて楽しめる展覧会でした。
(スタッフ 三浦次郎)
<<ギャラリーときの忘れものだより>>
------------------------------
次の企画展は12月1日からの「草間彌生展」ですので、それまで間があるからと、画廊コレクション展として恩地孝四郎、O
Jun、内間安王星らの作品を展示しています。実は、内緒のお楽
しみがありまして、メインの壁面にある有名な20世紀前半のフランス人作家の100号の絵が飾ってあります。これはいらした方だけのサプライズです。
「草間彌生展」の出品作品が決りました。間もなくホームページにアップいたしますので、ぜひチェックしてみてください。12月2日(土)には京都造形芸術大学助教授の林洋子さんをお迎えしてギャラリー・トークを開催いたします。会費は、1ドリンク付きで1000円で、ただいま申し込み受付中です。
------------------------------
<<今週の話題~ルソーは素朴派?>>
------------------------------
先日、世田谷美術館で開催中の「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」展を見てまいりました。
僕はそれほどルソーが好きなわけではありませんでしたが、展示された20数点のなかには、2,3点良いと思う作品がありました。なかでも、誰もが立ち止まらずに通り過ぎる「花」という絵が気に入りました。テーブルの上に花を活けた花瓶が置いてあるだけの絵なのですが、その花は割と地味で、テーブルの上にポツンと置いてある花瓶が物寂しく、他の画家の描く派手な花の絵とはちょっと違うなあと思ったわけです。
また、「フリュマンス・ビッシュの肖像」という作品も、自分を振った女性に亡くなった彼女のご主人の絵を描いてプレゼントしたものだという解説があり、なかなか感動的だと思ったところが、あとで画廊のご亭主にルソーがいかに家庭や家族を省みず、女に入れあげる生活をしていたかを聞いたら、何だか下心見え見えの絵に思えてしまいました。
他では、カミーユ・ポンポワという作家の絵がユーモラスで色気があり、人物はデフォルメされているのに、背景が変にリアルだったりして、そのアンバランスなところが面白く、好きでした。他にもルソーの影響を有形無形に受けていると思われている多くの内外の作家の絵画・写真・立体作品が展示されていて楽しめる展覧会でした。
(スタッフ 三浦次郎)
コメント