<<ギャラリーときの忘れものだより>>
いよいよ1日から「草間彌生展」が始まりました。今回は、1980年から81年にかけて制作され、長い間人目に触れることのなかった珠玉のコラージュ作品6点を中心に、今年、海外のエディションとして制作された最新作2点を含む版画作品40点あまり、他に油彩作品1点と合計50点を出品しております。数が多すぎて、すべては展示し切れていませんが、声を掛けていただければすぐにお目にかけます。
また、本日12月2日(土)には京都造形芸術大学助教授の林洋子さんをお迎えしてギャラリー・トークを開催いたします。会費は、1ドリンク付きで1000円です。残席は電話でお問い合わせください。03-3470-2631
<<今週の話題~コレクション>>
先日、渋谷区立松濤美術館に「迷宮+美術館」を見に行きました。この展覧会には、2001年に亡くなったコレクター砂盃富男(いさはいとみお)さんの収集した作品と、美術家でもあったご自身の作品が展示されています。展示された作品は、ヴォルスを始めとする抽象からシュルレアリスムの作家が中心で、前衛芸術家として活動された方らしいものでした。いつもはヨダレを垂らさんばかりに展覧会を見る私ですが、具象好きなので、今回は割と冷静に作品と対峙することができました。さすがにきちんとした美意識を持っていた方らしく、ひとつひとつの作品に思い入れを持って集められたようで、素晴らしいコレクションです。そればかりでなく、砂盃さんのデカルコマニー作品も非常に魅力的で、デカルコマニーの持つ不思議な力に気付かされました。個人のコレクションもその視点の持ち方で、時代を浮かび上がらせることができるという良いお手本となる展覧会でした。
(スタッフ 三浦次郎)
いよいよ1日から「草間彌生展」が始まりました。今回は、1980年から81年にかけて制作され、長い間人目に触れることのなかった珠玉のコラージュ作品6点を中心に、今年、海外のエディションとして制作された最新作2点を含む版画作品40点あまり、他に油彩作品1点と合計50点を出品しております。数が多すぎて、すべては展示し切れていませんが、声を掛けていただければすぐにお目にかけます。
また、本日12月2日(土)には京都造形芸術大学助教授の林洋子さんをお迎えしてギャラリー・トークを開催いたします。会費は、1ドリンク付きで1000円です。残席は電話でお問い合わせください。03-3470-2631
<<今週の話題~コレクション>>
先日、渋谷区立松濤美術館に「迷宮+美術館」を見に行きました。この展覧会には、2001年に亡くなったコレクター砂盃富男(いさはいとみお)さんの収集した作品と、美術家でもあったご自身の作品が展示されています。展示された作品は、ヴォルスを始めとする抽象からシュルレアリスムの作家が中心で、前衛芸術家として活動された方らしいものでした。いつもはヨダレを垂らさんばかりに展覧会を見る私ですが、具象好きなので、今回は割と冷静に作品と対峙することができました。さすがにきちんとした美意識を持っていた方らしく、ひとつひとつの作品に思い入れを持って集められたようで、素晴らしいコレクションです。そればかりでなく、砂盃さんのデカルコマニー作品も非常に魅力的で、デカルコマニーの持つ不思議な力に気付かされました。個人のコレクションもその視点の持ち方で、時代を浮かび上がらせることができるという良いお手本となる展覧会でした。
(スタッフ 三浦次郎)
コメント