榎倉康二 軸戸張孤雁 軸1
2月2日(金)~2月10日(土)まで、ちょっと変わった展覧会をします。
題して「和を楽しむ小品軸装展」。
いまその準備で大童です。
私どもの30年来のお客さまのKさんは、大コレクターであるとともに腕利きの経師やさんです。
このKさんの趣味は、コレクションした作品を片っ端から軸や屏風に仕立ててしまうことです。
1997年3月に現代美術を本格的な軸装と屏風で見せるK氏所蔵「現代版画ー和との融合」展を開き好評だったのですが、いかんせん、現代のお住まいには床の間はない。
結局大きな屏風や軸を買って下さったのは、地方の昔ながらのお住まいを持つお客さまが主でした。
そこでKさん、考えたんですね。
床の間のない現代住宅やマンションのフラットな壁にも飾れる縦35~40cmのミニ軸装仕立ての作品を考案しました。和風の楽しみをぜひ味わって欲しいとの願いからです。
さて、掲載した2点の軸装は誰の作品かおわかりですか。