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＜＜ギャラリーときの忘れものだより＞＞
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ご好評をいただきました「和を楽しむ小品軸装展」も今日で終了し、来週からは「肖像～画廊コレクションより」と題して、舟越桂の最初の銅版作品をはじめ、森村泰昌、ユーサフ・カーシュ、ロベール・ドアノーなどの作品を展示いたします。どうぞお楽しみに！
また、3月16日から始まります「細江英公～春本・浮世絵うつしオリジナル・プリント展」の特別イベントとして、3月17日（土）18時より細江英公氏と美術評論家ヨシダ・ヨシエ氏によるギャラリー・トークを開催いたします。長く美術界で活躍されていらっしゃるおふたりからどんなお話を聞くことができるか楽しみです。（ワンドリンク付きで1000円）ただいま予約受付中です。
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＜＜今週の話題～小島烏水（こじまうすい）コレクション展＞＞
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横浜美術館で「小島烏水（こじまうすい）版画コレクション展」が開催中です。（4月4日まで）
小島烏水は1873年生まれ、横浜商業高校を卒業後、法律事務所勤務などを経て、横浜正金銀行に就職、定年まで勤めた純然たるサラリーマンでしたが、そのかたわら、それまで宗教的なものであった登山を、達成感を味わう近代登山を始めたパイオニアであり、紀行文を書き、浮世絵研究家でもありました。 また、アメリカに転勤になったときには西洋版画の蒐集を始め、それらを日本に持ち帰って展覧したりと、まさにサラリーマン・コレクターの元祖として美術界に与えた影響は多大でした。そうして集めた作品や資料のうち900点が横浜美術館のコレクションとなっており、それらを中心に250点が展示されています。烏水の幅広く偉大な業績の一端を垣間見ることができるでしょう。
また、この展覧会の関連企画として「市民コレクターのための美術品ケア」という、レクチャーや実際に作品を専門家が診断するデモンストレーションが開催されます。ご興味のある方は美術館へお問い合わせください。
（スタッフ　三浦次郎）