7月20日~22日の3日間、大阪の堂島ホテルでアート・フェア「ARTinDOJIMA/OSAKA2007」が開催され、ときの忘れものも初めて参加した。
 今日は「ARTinDOJIMA」の搬入日。搬入と展示は雄高さんと私に任され、一足先に新幹線で大阪へ向かった。15時前に堂島ホテルに到着し、ときの忘れものブースの堂島グランド(51㎡)917号室に案内された。事前にもらっていた図面だけでは想像できなかったほどホテル全体が綺麗で、お風呂が洒落ていて、居心地の良さそうな部屋だった。
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 色んな扉を開いたりしてはしゃいでいると、運送屋さんから到着したと連絡が入った。「順調ですね~」と言いながら搬入口に向かい、ギャラリー寺下さんとギャラリー坂巻さんと合流。トラックの車体が大き過ぎて搬入口前に駐車できないと言われ、仕方がないので搬入口から少し離れた道路で荷物を降ろすことに。ときの忘れものの荷物の多さに顔が引きつった。他のギャラリーの4倍の量だ。作品はおよそ70点、ベッドに立体の作品を展示するため特注で作った板やカラーボックス8つ・・・荷物が多いはず。さっきまでの余裕な表情も消え、寺下さんと坂巻さんとホテルマンを巻き添えにして汗だくでエレベーターを往復した。エネルギーを一気に消費したのかお腹がすいた。モチベーションを上げるために甘味を買いに行き、ソファでくつろぎ、映画を見始めるとみるみるうちにヤル気が失せた。ようやくダンボールに手をつけはじめ、一通り開梱、床に並べて展示を考えた。壁には釘を打ってはいけないためコマンドフックで壁に掛けなければならないのだが、その粘着力をイマイチ信じきれない。煮詰まっていたときに、寺下さんと坂巻さんが夕食を誘ってきてくれ、近くのご飯屋さんに入った。晩酌をしていっぱい喋ってお腹も満たされ、ご機嫌になった。堂島ホテルに戻り、荷物が散乱する部屋を見た瞬間気が滅入りそうになったが、「スパイダーマン2」を流し、雄高さんとあれこれ意見を出しあって機敏に動き始めた。全部飾ろうとしなくていいとアドバイスをもらっていたのだが、極力見せたいし、だけどうごちゃごちゃならないようにしたい・・・と、荷物置場にするつもりでいたお洒落なバスルームには写真を展示することにした。夢中になって、半ばムキになってやっていたら午前1時になっていた。(おだちれいこ)

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画廊亭主敬白/上記は先発隊で大阪に行ったスタッフの日記です。
私、例年は母校高崎高校マンドリン・オーケストラ(TMO)の定期演奏会が終わると「ああ、夏も終わりだ」とほっとするのですが、今年は開催日が早まったのと、ギャラリーの催事をめちゃたくさん入れてしまったので、イベントがまだまだ続きます。

演奏会疲れもあり、ARTinDOJIMA/OSAKA2007の準備は、若いスタッフに任せきりで、私は二日目に大阪に入りました。
おしゃれなシティホテルの26室を会場にアートフェアを開催するという試みは、予想以上の大成功を収めたようです。
私たちは初めてなので比較はできませんが、他の画廊さんたちの感想では、以前と比べても、入場者も多く売上げも多かったようです。

私はきわめつきの雨男(どしゃぶり男)で、年賀状はおろか、宝くじ、その他抽選やらクジというものに当たったためしはない。
そんな、籤運最悪男が、なぜか今回は一生の運を使い果たしたがごとく天気にも、クジにも恵まれ、思いもかけない売り上げも達成することができました。
先ず、会場ですが、事務局が借り切った8階、9階の26室はそれぞれタイプも内装も什器備品、家具も異なります。
それを抽選で割りふったのですが、なんと一番広い、9階の角部屋(堂島グランドとかいう部屋)を当ててしまった。
事務局が阿弥陀クジで決めたそうですが、広さは51平米もある。他のスタンダードダブルが23平米ですから、倍以上ですね。 その上、受付が9階だったものですから、エレベーターでどっと降りた客がそのまま、私たちの部屋になだれ込むことに。
まるで芋を洗うがごときの混雑ぶりでした。
その後、お客様は廊下の左右の部屋に分かれて入っていくのですが、9階13室を見るだけで疲れてしまい、8階に降りずにそのまま帰ってしまったお客様もいるようです。
ときの忘れものの部屋にはほぼ入場者の全員が訪れてくださったわけで、阿弥陀を引いてくださった事務局の方に感謝するばかりです。

私どもの出品作家は、現代美術といっても思いっきりクラッシックで(先発で乗り込んだ若いスタッフは他の画廊との落差にショックを受けたようです)、ある意味、全26画廊の中では異色のラインナップだったようですが、逆にそれが良かったのかも知れません。
草間彌生、マン・レイ、イリナ・イオネスコ、瑛九、小野隆生、などたくさんお買い上げいただきました。
たくさんの作品を前に途方に暮れたであろう若いスタッフ二人の奮闘には心から拍手!!

いま芳名簿をチェックしていますが、ご案内状をお送りした皆さんがたくさんいらっしゃってくださっているので、嬉しくなりました。
ご来場を感謝します。
それにしても大阪の女性はおしゃれで、綺麗な方ばっかりで驚きました。
懇親会で、アートフェアを最初に開いたのは大阪だ、大阪こそ新し物好きの先進地だという挨拶が事務局のメンバーさんからなされましたが、ほんとにそうですね。
大阪が好きになりました。来年もどうぞよろしく。
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