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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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ソーデック展DMギャラリーでは、本日よりヤン・ソーデック展が始まります。1960年代からチェコで写真家としての活動を始め、1977年頃からのモノクロ写真に彩色するという作品で世界的に知られるようになります。彼の地下室で繰り広げられる様々な場面は、人生の喜怒哀楽をデフォルメしており、それらは「生と死」「若さと老い」といったことを思い起こさせます。今回は初期のモノクロ作品から90年代の彩色作品まで、6点組の作品を含む14組の作品を展示いたします。日本では久し振りのソーデック展ですので、ぜひお出かけください。
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<<今週の話題~小野隆生展>>
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17日にNHKの「新日曜美術館」のアートシーンで、現在伊東市の池田20世紀美術館で開催中の「描かれた影の記憶 小野隆生展」が紹介されました。短い時間でしたが、ご覧になった方には強い印象を残したのではないと思います。その翌日、ようやく私も行って参りました。夏の日差しに輝く建物がその美術館で、1階は常設、印象派から、エコール・ド・パリの作品、そして、ピカソ、マチスのあとにベーコンやウォーホルの作品を見ることができます。地下に降りると小野さんの作品が出迎えてくれます。両側に鋭い視線を放つ作品を見ながらメインの展示室に入ると、モルタッチ家の12人の家族が勢ぞろいして我々を見据えています。これは圧巻です。1時間でも2時間でもそこに座っていたいと思わせる作品群が展示されています。9月30日まで開催中ですので、ぜひお見逃しなく。なお、9月19日からはときの忘れものにて「小野隆生新作展2008」を開催します。こちも素晴らしい作品が揃っていますので画廊に足をお運びください。(スタッフ 三浦次郎)


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<<今週のオークションから>>
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◎“UTSUROI”の彫刻家 宮脇愛子[Golden Egg(B)]1982年