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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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今日から「五味彬写真展 YELLOWS1.0」が始まりました。1991年に撮影され、出版されずに断裁処分された「Yellows 1.0」が、いま甦ります。56人の女性を撮影したプリントを10点の額にさまざまなかたちで収めました。また、今回ディジタル出力した作品を屏風仕立てにするという試みもしております。どうぞご覧下さい。
また、この展覧会カタログとして「ときの忘れものアーカイブスvol.1 五味彬 Yellows」を刊行いたします。税込価格1,050円です。これにはオリジナル・プリントを1点挿入した特装版を作成しました。こちらは、10月25日までの特別価格4,000円(税込)です。ただいま好評予約受付中です。(本日発売!)17日には、作家によるギャラリートークがございます。「Yellows事件」の話など伺う予定です。ご予約の上、ご参加ください。
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<<今週の話題~ロベール・ドアノー展>>
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日本橋三越で、「ロベール・ドアノー展」を見ました。「パリ市庁舎前のキス」などで知られるフランスの写真家の展覧会で、思ったより多くの作品が展示されており、かなり見ごたえがありました。ときの忘れものでも、彼の作品を扱っておりますが、あらためて見て、なんてうまい写真家なんだろうと見直しました。同じ場所に腰を据えて撮った写真、一瞬を捉えたスナップ写真、ポートレート写真、テーマを決めて撮った写真と、いろんなシリーズがありますが、どの作品にも人を温かく見守る眼差しやユーモアやウィットが感じられ、思わず笑みがこぼれます。それは決してあざとくなく、写真家の人間性を感じさせます。私は見なかったのですが、ドアノーの紹介映像も良かったそうです。10月13日までで、会期が短いのですが、ぜひお出かけください。そして、作品が気に入りましたら、うちの画廊で購入できます。「パリ市庁舎前のキス」でしたら、作家のサイン付きで、210万円です。よろしくお願いいたします。
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<<今週のオークションから>>
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◎磯辺行久 水彩 作品 額付
◎吉田政次 木版「新しい発生No.2」マット付
◎ジョルジュ・ブラック リトグラフ「黒い鳥」1961年 額付