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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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画廊では「写真に恋する 写真コレクション展」を開催中です。ホンマタカシのカラーの風景写真の上に、ハナヤ勘兵衛のモノクロの大判の写真が展示されていたり、ギルバート&ジョージの下にアジェの写真があるなど、ちょっと考えられない、しかし、楽しめる展示になっています。ホームページのブログでは、日替わりで展示作品の紹介をしていますので、どうぞそちらもご覧下さい。
出品作家は、石元泰博、五味彬、服部冬樹、ハナヤ勘兵衛、細江英公、森村泰昌、ホンマタカシ、横須賀功光、ウジェーヌ・アジェ、エレン・フォン・アンワース、イリナ・イオネスコ、ウィージー、ギルバート&ジョージ、アンドレ・ケルテス、カリン・シェケシー、ロベール・ドアノー、ルディ・バークハート、エルンスト・ハース、ヘルベルト・バイヤー、ピーター・ビアード、マニュエル・アルバレス・ブラーヴォ、ピーター・ムーア、ジュリー・ユルズマン、ピーター・リンドバーグです。この期間だけの特別価格の作品もございます。どうぞお見逃しなく。
また、11月14日から開催します「植田正治写真展-砂丘劇場」の初日に、東京都写真美術館の金子隆一氏をお招きしてギャラリートークを行います。ただいま予約受付中です。詳しくはホームページをご覧下さい。
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<<今週の話題~文化の日>>
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この連休、文化を満喫されましたでしょうか。私は、五つの展覧会を見ました。府中市美術館の「パリ-ニューヨーク20世紀絵画の流れ フランシス・リーマン・ロブ・アート・センター所蔵品展」では、バルテュス、ムンク、マチス、オキーフの作品が良かったです。東京オペラシティアートギャラリーの「蜷川実花展」は、チケットを買うのに並ぶほどの人気で、さながら色の洪水のなかを漂うように見て廻りました。あのカラフルさはめまいのような心地よさがあります。上階の寺田コレクションの展示では、対照的に磯見輝夫と小作青史のモノクロの版画作品を特集していましたが、こちらは閑散としていて別世界でした。目黒区美術館の「丸山直文展」は、初期から新作までの変遷を見ることが出来ました。2003年頃の陽の光を感じさせる色使いが好きです。カタログが、レゾネになっていて全作品が掲載されており、一般書店でも購入できます。話題の「フェルメール展」(東京都美術館)にも行きました。並んだのは20分ほどです。フェルメールの作品が7点展示されてますが、なかでも「小路」と「手紙を書く婦人と召使い」の2点が気に入って、長いこと眺めてきました。国立新美術館の「ピカソ展」は二度目です。何度見てもピカソの作品には飽きが来ません。文化にどっぷり浸かった二日間でした。
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<<今週のオークションから>>
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◎虹の作家 靉嘔 Ay-O シルク「木」シート
◎オノサト・トシノブ「Stars(Earth)」1980年シート
◎野田哲也 リトグラフ「Diary:Sept 10th '72」シート