◆ 植田正治写真展―砂丘劇場
会期=2008年11月14日[金]―12月6日[土]12:00-19:00 *日・月・祝日休廊
いよいよ14日[金]から「植田正治写真展」が始まります。
植田正治にとって砂丘は、「どこをどう撮っても写真になる」「巨大なホリゾント」であり、オブジェとして群像を配するには格好の場所でした。1939年の『少女四態』『群童』、翌年の『茶谷老人とその娘』など、すでに砂浜を舞台として撮影されていましたが、1949年、鳥取砂丘での撮影会で、撮影場所としての砂丘に魅せられ、《砂丘劇場》が始まります。「奥行きのない平面な画面構成」のシュルレアリスムを思わせる作品は、そのオリジナリティが世界的に評価され、1980年代には『砂丘モード』の斬新なセンスが若者に支持されました。今回は、世界で"Ueda-cho"として知られる群像演出写真の代表作『パパとママとこどもたち』、砂丘シリーズから『妻のいる砂丘風景』、清冽なエロティシズムを感じさせる『砂丘ヌード』のシリーズ、そして、植田モダニズムの集大成『砂丘モード』のシリーズなど、16点の作品を展示いたします。
■ギャラリートークのお知らせ
初日の11月14日[金]19時より、写真史家で東京都写真美術館専門調査員の金子隆一氏によるギャラリートークを開催いたします。参加費1,000円(1ドリンク付)
※要予約(氏名・電話番号を明記の上、メールまたは電話(03-3470-2631)でご予約ください。)
■植田正治 Shoji UEDA (1913-2000)
鳥取県生まれ。15歳頃から写真に夢中になる。1932年上京、オリエンタル写真学校に学ぶ。第8期生として卒業後、郷里に帰り19歳で営業写真館を開業。この頃より、写真雑誌や展覧会に次々と入選、特に群像演出写真が注目される。1937年石津良介の呼びかけで「中国写真家集団」の創立に参加。1949年山陰の空・地平線・砂浜などを背景に、被写体をオブジェのように配置した演出写真は、植田調(Ueda-cho)と呼ばれ世界中で高い評価を得る。1950年写真家集団エタン派を結成。1954年第2回二科賞受賞。1958年ニューヨーク近代美術館出展。1975年第25回日本写真協会賞年度賞受賞。1978年文化庁創設10周年記念功労者表彰を受ける。1989年第39回日本写真協会功労賞受賞。1996年鳥取県岸本町に植田正治写真美術館開館。1996年フランス共和国の芸術文化勲章を授与される。2005~2008年ヨーロッパで大規模な回顧展が巡回、近年さらに評価が高まっている。
植田正治「砂丘ヌード」
1950年 printed later
Gelatin Silver Print
Image Size 23.7x21.7cm
Signed
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◆ときの忘れものでは、11月14日[金]―12月6日[土]まで「植田正治写真展ー砂丘劇場」を開催しています。
会期=2008年11月14日[金]―12月6日[土]12:00-19:00 *日・月・祝日休廊
いよいよ14日[金]から「植田正治写真展」が始まります。
植田正治にとって砂丘は、「どこをどう撮っても写真になる」「巨大なホリゾント」であり、オブジェとして群像を配するには格好の場所でした。1939年の『少女四態』『群童』、翌年の『茶谷老人とその娘』など、すでに砂浜を舞台として撮影されていましたが、1949年、鳥取砂丘での撮影会で、撮影場所としての砂丘に魅せられ、《砂丘劇場》が始まります。「奥行きのない平面な画面構成」のシュルレアリスムを思わせる作品は、そのオリジナリティが世界的に評価され、1980年代には『砂丘モード』の斬新なセンスが若者に支持されました。今回は、世界で"Ueda-cho"として知られる群像演出写真の代表作『パパとママとこどもたち』、砂丘シリーズから『妻のいる砂丘風景』、清冽なエロティシズムを感じさせる『砂丘ヌード』のシリーズ、そして、植田モダニズムの集大成『砂丘モード』のシリーズなど、16点の作品を展示いたします。
■ギャラリートークのお知らせ
初日の11月14日[金]19時より、写真史家で東京都写真美術館専門調査員の金子隆一氏によるギャラリートークを開催いたします。参加費1,000円(1ドリンク付)
※要予約(氏名・電話番号を明記の上、メールまたは電話(03-3470-2631)でご予約ください。)
■植田正治 Shoji UEDA (1913-2000)
鳥取県生まれ。15歳頃から写真に夢中になる。1932年上京、オリエンタル写真学校に学ぶ。第8期生として卒業後、郷里に帰り19歳で営業写真館を開業。この頃より、写真雑誌や展覧会に次々と入選、特に群像演出写真が注目される。1937年石津良介の呼びかけで「中国写真家集団」の創立に参加。1949年山陰の空・地平線・砂浜などを背景に、被写体をオブジェのように配置した演出写真は、植田調(Ueda-cho)と呼ばれ世界中で高い評価を得る。1950年写真家集団エタン派を結成。1954年第2回二科賞受賞。1958年ニューヨーク近代美術館出展。1975年第25回日本写真協会賞年度賞受賞。1978年文化庁創設10周年記念功労者表彰を受ける。1989年第39回日本写真協会功労賞受賞。1996年鳥取県岸本町に植田正治写真美術館開館。1996年フランス共和国の芸術文化勲章を授与される。2005~2008年ヨーロッパで大規模な回顧展が巡回、近年さらに評価が高まっている。
植田正治「砂丘ヌード」1950年 printed later
Gelatin Silver Print
Image Size 23.7x21.7cm
Signed
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◆ときの忘れものでは、11月14日[金]―12月6日[土]まで「植田正治写真展ー砂丘劇場」を開催しています。
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