“ときの忘れもの”今週のオークション　2008.11.14
＜＜ギャラリーときの忘れものだより＞＞
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今日から画廊では「植田正治写真展－砂丘劇場」が始まります。いつもより長めの3週間の会期で12月6日（土）まで開催いたします。写真を扱う画廊として、植田正治氏の写真展をするというのは、目標のひとつでありましたが、その念願が叶い、ようやく開催にこぎつけました。写真家・植田正治の1930年代から1980年代までの作品を、「砂丘シリーズ」を中心に16点展示いたします。日本国内で作品を販売するという展覧会としては約10年ぶりで、コレクターには貴重なチャンスといえましょう。どうぞお出かけください。
本日14日19時より、写真史家で東京都写真美術館専門調査員の金子隆一氏をお招きして、ギャラリートークを開催いたします。詳しくは、ホームページをご覧の上、お申し込みください。
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＜＜今週の話題～経済危機＞＞
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今回の恐慌とも言える経済危機で、美術業界は他の業種同様かそれ以上に打撃を受けています。国内のオークションでは、苦戦というより惨敗といった方がよい結果が出ています。海外でも、11月11日のサザビーズ・ニューヨークでのコンテンポラリー部門の結果を見ると、セールス総額は125,131,500USD（12,137,755,500円／1$＝97円）と金額はそれなりに見えますが、出品作品63点中落札されたのが43点、落札率68％と低く、エスティメイトに達したのはたった11点、そのうちエスティメイト上限を超えたのは3点しかありませんでした。ステラやデ・クーニング、村上隆などが不落札になっており、ジャッドの作品は、エスティメイト下限のほぼ半額で落札されているという、実は惨憺たる結果でした。
もちろん、先行きが不透明で不安はありますが、美術作品がこれだけ安く買えるときはないとも言えます。いまの状況を最悪と見るか、買い時と見ることができるか、いかがでしょうか。
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＜＜今週のオークションから＞＞
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『ときの忘れものアーカイブスVol.1　五味彬　Yellows　特装版』をまとめて出品！挿入されたオリジナルプリントが１点1点異なりますので、それぞれの画像をご覧下さい。
◎特集 五味彬Yellows アーカイブスvol.1