開催中の植田正治展からの作品紹介その二回目です。
「浜の少年」は、1931年(昭和6年)の作品です。つまり植田正治が18歳ごろに撮った写真ということになります。白い半袖シャツに半ズボンの少年が立っている同タイトルの作品がありますが、その少年と同じモデルのようです。近所の子供をよくモデルにしていたそうなので、きっとその口でしょう。日焼けした、もう海の男になることを決めているような風貌なのに、カメラを向けられて、ちょっとはにかんだ顔が印象的です。しかし、左側に大きく空間をとることで、単なるポートレイトではなく、少年のその後を予感させるような写真になっていて、植田少年の早熟さを感じさせる貴重な一枚です。

植田正治「浜の少年」
1931年(Printed Later)
Gelatin Silver Print
20.2x30.1cm signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆JCIIフォトサロン「植田正治展~砂丘劇場」(1992年)の図録を頒布します。
価格2,625円(税込、送料無料)
◆ときの忘れものでは、11月14日[金]―12月6日[土]まで「植田正治写真展ー砂丘劇場」を開催しています。
「浜の少年」は、1931年(昭和6年)の作品です。つまり植田正治が18歳ごろに撮った写真ということになります。白い半袖シャツに半ズボンの少年が立っている同タイトルの作品がありますが、その少年と同じモデルのようです。近所の子供をよくモデルにしていたそうなので、きっとその口でしょう。日焼けした、もう海の男になることを決めているような風貌なのに、カメラを向けられて、ちょっとはにかんだ顔が印象的です。しかし、左側に大きく空間をとることで、単なるポートレイトではなく、少年のその後を予感させるような写真になっていて、植田少年の早熟さを感じさせる貴重な一枚です。
植田正治「浜の少年」
1931年(Printed Later)
Gelatin Silver Print
20.2x30.1cm signed
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