山田光春ガラス絵「月」山田光春
 「月」 1950年代 ガラス絵
 21.0×14.0cm  サイン有り

山田光春ガラス絵「作品」山田光春
 「作品」 1951年 ガラス絵
 45.0×34.7cm  サイン有り

◆ただいま開催中の「第19回瑛九展~時を超えて」には、瑛九(1911-1960)と同時代に生きた難波田龍起(1905-1997)、村井正誠(1905-1999)、森芳雄(1908-1997)、松本竣介(1912-1948)、オノサト・トシノブ(1912-1986)、三上誠(1919-1972)、長谷川三郎(1906-1957)、山田光春(1912-1981)の作品を展示していますが、松本竣介、長谷川三郎、山田光春は、ときの忘れものでは初めての展示となります。
松本竣介、長谷川三郎の二人は、日本の近代美術史に大きく輝く星ですから誰でもその名はご存知でしょうが、山田光春の名を知る人は少ないでしょう。
山田光春は、1935年瑛九らと宮崎で「ふるさと社」を結成しグループ展を開催、瑛九と生涯の親交を結び、後には名古屋で画家、教育者として一生を送りました。
私たち瑛九ファンにとっては、山田光春(やまだこうしゅん)さんは、瑛九没後に日本全国のコレクターを尋ね歩き、瑛九の油彩作品を撮影、調査し、私家版の油彩レゾネを作成した大功労者です。山田さんが調べた油彩作品は4百数十点。写真アルバムとして作成した私家版の油彩レゾネには、作品写真、番号、作品名、サイズ、所蔵者、撮影日時が克明に記載されています。さらに瑛九の会の機関誌「眠りの理由」に連載された評伝は、「瑛九―評伝と作品」として刊行され、今にいたるまで、瑛九研究の最も重要な基本文献となっています。それらの資料を山田さんが残してくれたおかげで、私たちは今でも数多くの作品の行方をたどることができるわけです。
 今回の展示では、画家としての山田光春に光をあてたいと思いました。2点の出品作品はガラス絵です。瑛九も戦前からガラス絵を制作しています。
 山田さんが生前、集めた<瑛九および藤井達吉についての各種資料>の一部は、ご遺族によって愛知県美術館に寄贈され、公開されています。瑛九ファン必見の資料の宝庫です。
・・・・・内容:名古屋市の画家・教育者山田光春氏寄贈による瑛九を中心とした各種資料。交友を通して瑛九の芸術に深く惹かれ、モノグラフを出版している。その折の収集資料をも含む。ほぼ全作品の写真図版・スライド、また交友関係者の書簡の写しなども丹念に収集している。件数は約4000件。・・・・・・
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⇒NO.54044~57868が、山田光春の瑛九資料関係のアーカイブです。