このブログの執筆は今年になってからほとんどスタッフの三浦が担当しています。
ところが旅行好きの彼にマイレージとかいうものが沢山たまったらしく、先週は中国、今週は韓国へと、私たちをおっぽり出して飛んでいってしまった。それでもまだ余りがあるらしく、悔しいのでそのマイレージとやらを使ってそのうち出張を命じようかと思っております(労働基準法に違反するかしら)。
とまあ、そんなわけで、亭主の徒然なる日々を・・・
先日、リトアニア共和国大使館でジョナス・メカスさんの新作映画の上映と、パーティが開催され、お招きを受けました。以下はその招待文です。
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第一回「リトアニア友の会」のご案内
本年は、リトアニア国名の千年紀(1009-2009)及び「ヴィリニュス ― 欧州文化首都2009年」を記念すべき年であります。つきましては、この記念すべき年に駐日リトアニア共和国大使館は、リトアニアとご縁の深い日本の方々との交流をより一層深めるため、そして、皆様からさらなるご支援およびご協力をうけたまわりたく、定期的に文化事業を兼ねた交流会「リトアニア友の会」を設立いたします。
第一回「リトアニア友の会」では、リトアニアの前衛的な映画監督ジョナス・メカスが2008年に制作した記録映画『リトアニア、そして旧ソ連邦の崩壊』の上映会となります。
同記録映画は、1989年から1991年にかけて、ジョナス・メカスが米国のテレビニュースの範囲内で自身のビデオカメラで撮影していたもので、昨年にその一連の場面を使用してドキュメンタリーとして制作した記録映画です。内容は、リトアニアの独立に向けた戦いが時系列に記録されています。
ジョナス・メカス曰く、「同映画は、古典的なギリシャ神話としても捉えることができます。すなわち、確固たる不合理な意思を持つ一人の人物により、または、自由を再び勝ち得ることを決意した小国の意思によっても国々の運命は画期的に変えられてしまったことです。言わば彼らの権力や勢力そして不可能に対する戦いにて、オリュンポス山の神々が後押したのです。」
つきましては、下記のように第一回「リトアニア友の会」を開催いたしますので、ご多忙中のところ大変恐縮ではございますが、是非ご臨席いただきますよう、ご案内申し上げます。
日時:2009年4月18日(土曜日)14:00- 20:40
会場:駐日リトアニア共和国大使館
***********

麻布の閑静な住宅地にたつリトアニア大使館。
例によって4時間20分を越す長時間の上映会は途中3回の休憩を挟んで開催されました。私は後半の2時間のみを見ました。

ジョナス・メカス「リトアニア、そして旧ソ連邦の崩壊」の上映
英文のみだったので、ちょっと辛かったけれど生き生きした画面はメカスさんらならでは。
右画面はソ連からの独立を主導し、初代大統領となったランズベルギスさん。音楽家でもありメカスさんの代表作「リトアニアへの旅の追憶」に流れるピアノ演奏はランズベルギスさんです。版画掌誌第5号にもご寄稿いただきました。

駐日リトアニア大使のダイニュス・カマイティスさんの挨拶は見事な日本語でした。後の棚にはメカスさんの著書が、壁にはリトアニアを代表する画家・音楽家のM.K.チュルリョーニスの絵が飾られています。
左から建築家の新居千秋さん、大使のダイニュス・カマイティスさん、早稲田大学の留学生ゲレザウスカス・アンドリュスさん(この方も見事な日本語でした、おかげで私はひと言も英語をしゃべらずにひたすら飲み、かつ食い、素敵な会話を楽しむことができました。)
メカスさんの映画ももちろん良かったのだけれど、何といっても感動したのは上映終了後のパーティのお料理でした。
別室のドアがさっと開かれ、お花に包まれたきらきら輝くヤマが出現したとき、一瞬なにかしらと驚きました。出席者の間からどよめきというかため息が漏れ、どなたもあっけにとられ手をつけられない。お寿司やクッキーが見事に飾り立てられ、しばらくは皆さんテーブルを囲み写真撮影に余念がありませんでした。最上段の赤いのは可愛いマグロの握りです。


私たちが初めてメカスさんを日本に招いたのは1983年ですが、以来、版画や写真など多数のエディションをつくってきました。

2005年10月ときの忘れもので、メカスさんと亭主
版画掌誌第5号挿入作品(A版ーB)
ジョナス・メカス『リキテンスタインのモデル』
『Roy Lichtenstein’s model….Filmed at Andy Warhol’s studio,December 15,1976.From the film,He Stands in a Desert Counting the Seconds of His Life』
2005年 写真
24.4×18.9cm Ed.20 サインあり
*他にシルクスクリーン1点、日和崎尊夫の木口木版2点、計4点入り
価格126,000円(税込)
ジョナス・メカス「ウォルデンNo.6"YOU LOOK AT THE SUN.THEN YOU RETURN HOME AND YOU CAN'T WORK, YOU'RE IMPREGNATE WITH ALL THAT LIGHT"」
2005年 写真
30.0x20.0cm Ed.10 サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
ところが旅行好きの彼にマイレージとかいうものが沢山たまったらしく、先週は中国、今週は韓国へと、私たちをおっぽり出して飛んでいってしまった。それでもまだ余りがあるらしく、悔しいのでそのマイレージとやらを使ってそのうち出張を命じようかと思っております(労働基準法に違反するかしら)。
とまあ、そんなわけで、亭主の徒然なる日々を・・・
先日、リトアニア共和国大使館でジョナス・メカスさんの新作映画の上映と、パーティが開催され、お招きを受けました。以下はその招待文です。
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第一回「リトアニア友の会」のご案内
本年は、リトアニア国名の千年紀(1009-2009)及び「ヴィリニュス ― 欧州文化首都2009年」を記念すべき年であります。つきましては、この記念すべき年に駐日リトアニア共和国大使館は、リトアニアとご縁の深い日本の方々との交流をより一層深めるため、そして、皆様からさらなるご支援およびご協力をうけたまわりたく、定期的に文化事業を兼ねた交流会「リトアニア友の会」を設立いたします。
第一回「リトアニア友の会」では、リトアニアの前衛的な映画監督ジョナス・メカスが2008年に制作した記録映画『リトアニア、そして旧ソ連邦の崩壊』の上映会となります。
同記録映画は、1989年から1991年にかけて、ジョナス・メカスが米国のテレビニュースの範囲内で自身のビデオカメラで撮影していたもので、昨年にその一連の場面を使用してドキュメンタリーとして制作した記録映画です。内容は、リトアニアの独立に向けた戦いが時系列に記録されています。
ジョナス・メカス曰く、「同映画は、古典的なギリシャ神話としても捉えることができます。すなわち、確固たる不合理な意思を持つ一人の人物により、または、自由を再び勝ち得ることを決意した小国の意思によっても国々の運命は画期的に変えられてしまったことです。言わば彼らの権力や勢力そして不可能に対する戦いにて、オリュンポス山の神々が後押したのです。」
つきましては、下記のように第一回「リトアニア友の会」を開催いたしますので、ご多忙中のところ大変恐縮ではございますが、是非ご臨席いただきますよう、ご案内申し上げます。
日時:2009年4月18日(土曜日)14:00- 20:40
会場:駐日リトアニア共和国大使館
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麻布の閑静な住宅地にたつリトアニア大使館。
例によって4時間20分を越す長時間の上映会は途中3回の休憩を挟んで開催されました。私は後半の2時間のみを見ました。
英文のみだったので、ちょっと辛かったけれど生き生きした画面はメカスさんらならでは。
右画面はソ連からの独立を主導し、初代大統領となったランズベルギスさん。音楽家でもありメカスさんの代表作「リトアニアへの旅の追憶」に流れるピアノ演奏はランズベルギスさんです。版画掌誌第5号にもご寄稿いただきました。
別室のドアがさっと開かれ、お花に包まれたきらきら輝くヤマが出現したとき、一瞬なにかしらと驚きました。出席者の間からどよめきというかため息が漏れ、どなたもあっけにとられ手をつけられない。お寿司やクッキーが見事に飾り立てられ、しばらくは皆さんテーブルを囲み写真撮影に余念がありませんでした。最上段の赤いのは可愛いマグロの握りです。
私たちが初めてメカスさんを日本に招いたのは1983年ですが、以来、版画や写真など多数のエディションをつくってきました。
2005年10月ときの忘れもので、メカスさんと亭主
ジョナス・メカス『リキテンスタインのモデル』
『Roy Lichtenstein’s model….Filmed at Andy Warhol’s studio,December 15,1976.From the film,He Stands in a Desert Counting the Seconds of His Life』
2005年 写真
24.4×18.9cm Ed.20 サインあり
*他にシルクスクリーン1点、日和崎尊夫の木口木版2点、計4点入り
価格126,000円(税込)
ジョナス・メカス「ウォルデンNo.6"YOU LOOK AT THE SUN.THEN YOU RETURN HOME AND YOU CAN'T WORK, YOU'RE IMPREGNATE WITH ALL THAT LIGHT"」2005年 写真
30.0x20.0cm Ed.10 サインあり
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