本日19日は、「ジョナス・メカス新作展」最終日です。通常通り19時まで営業しておりますので、どうぞお出かけください。
上映会昨晩は、メカスさんの映像作品「リトアニアへの旅の追憶」の上映会を開催しました。スクリーンは、段ボールに白いシーツを張っただけのものでしたが、シーツにはちゃんとアイロンをかけて皺を伸ばし、なかなか立派なスクリーンであったと自負しております。約20名の方がご来場くださり、満員御礼状態で、ちょっと窮屈であったかもしれません。スクリーニングの前に、メカスさんの著作の翻訳者であり、今回の展覧会にご尽力いただいた「メカス日本日記の会」の木下哲夫さんからご挨拶をいただきました。上映は、フィルムが3巻に分かれていましたので、途中、フィルム交換時に休憩が入り、その間、画廊亭主のメカスさんとのいきさつなどお聞きいただいてつなぎました。
この映画には、ひとつのシーンに、ごく短く他の場面が挿入されたり、コマ落としのように動きが早くなったりと、編集作業でかなり手が加えられているのが分かります。きっとメカスさんも楽しんで編集したのではないでしょうか。見終わった方たちの口から「面白かった。来て良かった。」という言葉がもれるのを嬉しく伺いました。実は、このフィルムには日本語字幕がないので、87分見続けるのは結構きついのではないかと危惧しましたが、編集上のさまざまな工夫や、映像の美しさ、画面から再会の喜びが伝わってきて皆さん退屈せずにご覧いただけたようでした。スタッフも、スクリーンが落ちたり、フィルムが切れたりといったアクシデントもなく、無事終映できて安堵いたしました。

今日ご紹介するのは、昨日の上映作品から、「エルズビエータ・メカス、わたしの母、リトアニア、1971」です。
0909-15ジョナス・メカス Jonas MEKAS
「エルズビエータ・メカス、わたしの母、リトアニア、1971(リトアニアへの旅の追憶)」
CIBA print
35.4×27.5cm
signed

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◆ときの忘れものは、9月1日(火)~19日(土)まで、「ジョナス・メカス新作写真展」を開催しています。
178_MEKAS_mメカス映画に登場するジョン・レノン、ヨーコ・オノをはじめ、アンディ・ウォーホルジョージ・マチューナスロバート・フランクアレン・ギンズバーグ、ピーター・オーロフスキー、安保由夫、サルバドール・ダリ、カール・ドライヤー木下哲夫ベルナデット・ラフォングレゴリー・コルソ、Almus Salcius、吉増剛造熊代弘法、ジャクリーヌ・ケネディ、ウーナ・メカス、ウィリアム・バロウズ、ルロイ・ジョーンズ、フランク・オハラ、etc.,といった多彩な人々の姿が焼き付けられています。