アートフェアも、プレビュー、ヴェルニサージュ、そして今日と、三日目になりました。昨日のヴェルニサージュもプレビューにおとらず、16時の開場とともに観客がなだれ込んで来るといった感で、どこからこんなに多くの人が来るのかと思うほどでした。中には、展示しているアンドレ・ケルテスの「おどけた踊り子」もドアノーの「パリ市庁舎前のキス」も持っていて、最近のオークションではエドワード・ウエストンの「NUDE」のヴィンテージ作品を9万ドルまで競ったが落とせなかったという方も。また、植田正治の作品を見て、ついこのあいだ勅使河原宏の「砂の女」が好きで鳥取砂丘に行ってきたというカップルもいらっしゃいましたし、東京都写真美術館の壁面にこの作品が大きく引き伸ばされて使われていることを知っている方など、こちらが驚かされます。
我々の最初の売上は、菅井汲のマルチプル「赤い太陽」「青い星」で、素敵な老夫婦の方が純粋にその作品を気に入って買ってくださいました。菅井汲の作品に興味を持った方は少なくなく、シャープな造形は古びることなく、現在でも充分アピールする事を認識しました。
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現在チューリッヒで展示している小野隆生先生の新作です。
P1020586小野隆生 Takao ONO
「Winter Portrait 2009」
2009 Tempera on canvas
40x30cm signed

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◆2009年11月、ときの忘れものは海外、国内合わせて三つのアートフェアに出展します。
11月13日~16日:スイスKUNST 09 ZÜRICH(15th INTERNATIONAL CONTEMPORARY ART FAIR)に、
11月21日~23日:東京美術倶楽部で開催される東京コンテンポラリーアートフェア2009に、
11月25日~29日:韓国大邱アートフェア(2009 Daegu Art Fair)に、出展します。