瑛九地表
瑛九「地表」油彩
筑波大学・石井コレクションより

日本経済新聞社より刊行された『瑛九作品集』の編集委員で、瑛九及び日本の近代美術史に詳しい筑波大学の五十殿利治教授が中心になって、石井コレクション・瑛九作品をめぐるワークショップが開催されます。
ときの忘れもの亭主も上掲の『瑛九作品集』編集者として参加させていただきます。

石井コレクション・瑛九作品をめぐるワークショップ
主催 筑波大学プレ戦略イニシアティブ「A.R.T.の構築 ― 筑波大学におけるアート・リソースの戦略的ディスプレーと活用」
後援 筑波大学芸術学美術史学会

日時=2010年1月23日(土)午後1時30分~午後5時
会場=筑波大学5C棟・芸術学系棟203会議室

13:00-15:30 研究発表
田島直樹(筑波大学准教授)「一制作者から見た瑛九銅版画 -その制作行程と刷りについてー」        
城山萌々(筑波大学準研究員)「作品『街』から見る瑛九のリトグラフ制作プロセス」
大塚真穂(筑波大学大学院生)「瑛九・晩年の油彩画作品 アンフォルメルとの関連性についての考察」
栗原真未(筑波大学大学院生)「瑛九の版画と油彩について」
五十殿利治(筑波大学教授)「瑛九とセリグマン」
15:30-16:00 休憩

16:00-17:00 討議
 小林美紀(宮崎県美術館学芸課主査)
 坂本雅美(紙本修復家)
 綿貫不二夫(『瑛九作品集』編集者)
 田島直樹
 五十殿利治

*専門研究者や若い学徒の皆さんに混じり討議するなど、はなはだ場違いで少々気が重いのですが、まあ作品だけはたくさん見てきたし、瑛九の周辺の人々にもたくさんお目にかかってはいるので、何かのお役に立てたらと思う次第です。
無料公開です。ご興味のある方は少し遠いですが、お出かけください。