ときの忘れものとしては珍しい組み合わせによる「奈良美智24歳×瑛九24歳 画家の出発」展が昨日盛況のうちに終了しました。たくさんのお客様にご来廊いただきありがとうございました。
奈良さんの初個展出品作が注目を浴びたのは間違いないのですが、そこはやはりときの忘れもので、来年の瑛九生誕100年を前に、コレクションの充実している大阪の国立国際美術館、東京国立近代美術館はじめ、来年回顧展を計画している宮崎県立美術館、埼玉県立近代美術館、うらわ美術館のそれぞれの学芸員の皆さんがいらしてくださり、最終日には瑛九ファンでごったがえしました。
夜7時、最後のお客様は5歳のお子さん連れの若いご夫婦でしたが、「子供に瑛九の絵を見せたくて」とのこと、亭主はぐっと胸がつまりました。嬉しい。
さて、東京の武蔵野市立吉祥寺美術館で、コラージュと版画による草間彌生展が始まりました。
亭主もちょっとお手伝いで、10月23日(土)に講演(ではなく漫談)を予定しています。
草間彌生先生のかぼちゃや帽子、ネットなどの版画を亭主が最初にエディションしたのは1982年でした。
いや全く売れませんでした。
あれから30年近く経って美術館から草間先生の版画についての講演を依頼されるなんて、隔世の感ですね。さてどうなることやら・・・


草間彌生展
ワタシというナニモノかへの問い
会期=9月18日(土)~11月7日(日)
※9/29(水)、10/27(水)は休館
会場=武蔵野市立吉祥寺美術館
東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目8番16号FFビル7階
TEL:0422-22-0385
FAX:0422-22-0386
入館料=100円(ただし、小学生以下・65歳以上・障害者の方は無料)
無限に拡張する網目や水玉模様の作品で知られる草間彌生(1929- )は、1960年代より欧米各地で絶賛され、現在もその無限の創造力によって世界の現代芸術界を牽引し続ける前衛芸術家です。国内においても、芸術選奨文部大臣賞をはじめとして様々な賞を受賞し、2004年には相次いで大規模な個展が開催されるなど、日本を代表する芸術家として常にその動向が注目されています。その創造活動は、絵画作品からパフォーマンスやファッション・デザイン、大規模な空間を使ったインスタレーションへと多岐にわたり、いずれもその独創性と完成度の高さが評価されています。
本展覧会は、作家の郷里にある松本市美術館に所蔵された草間彌生作品の中から、日本に帰国した1973年以降から本格的な制作が開始された版画とコラージュ作品に焦点を当てて、作家の言葉とともにそれらを紹介するものです。
手に抱えられる程の画面に、日常の中で見出した写真や紙などを組み合わせていくコラージュには、モノとモノとを組み合わせることによって新たな世界観や関係性を創造するという、作家が幼いころより続けてきた創作の原動力とともに、作家の深い自己観照と自然へのまなざしが反映されています。また、瞬間の発想と感覚を特徴とする油絵や水彩画とは異なり、描画・製版・摺りという複数の工程をへなくてはならない版画では、熟慮された配色や構図の中に作家の鋭い感性が見出されます。
大画面絵画やインスタレーション作品とはまた違うコラージュ作品や版画作品の魅力を通して、現実世界を溢れる創造力によって鮮烈な幻想世界へと自在に変容させる草間彌生の世界観に触れて頂く機会となれば幸いです。(同館HPより)
****************
草間彌生展関連イベント
■講演会「草間彌生版画の身体感覚」
講 師: 綿貫不二夫(画廊「ときのわすれもの」ディレクター)
日 時: 平成22年10月23日(土) 午後2時~3時30分
会 場: 武蔵野商工会議所4階 市民会議室ゼロワンホール(美術館より徒歩1分)
定 員: 90名(予約制:9/2(木)より電話または直接来館にて受付(10:00-19:30) 定員になり次第締切)
TEL:0422-22-0385
入 場: 無料 ただし美術館入館券が必要
*招待券ご希望の方は、ときの忘れものまでメールにてお申し込みください。
info@tokinowasuremono.com
****************
*もうここ数年、草間彌生先生は版画を制作していません。下記の2点は海外のエディションですが、最新作となります。在庫切れだったのですがつい数日前、再入荷しました。

草間彌生「WOMAN」
2006年 Screenprint 76.0×56.0cm Ed.120
signed

草間彌生「空を飛ぶ目」
2006年 Screenprint 76.0×56.0cm Ed.120
signed
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奈良さんの初個展出品作が注目を浴びたのは間違いないのですが、そこはやはりときの忘れもので、来年の瑛九生誕100年を前に、コレクションの充実している大阪の国立国際美術館、東京国立近代美術館はじめ、来年回顧展を計画している宮崎県立美術館、埼玉県立近代美術館、うらわ美術館のそれぞれの学芸員の皆さんがいらしてくださり、最終日には瑛九ファンでごったがえしました。
夜7時、最後のお客様は5歳のお子さん連れの若いご夫婦でしたが、「子供に瑛九の絵を見せたくて」とのこと、亭主はぐっと胸がつまりました。嬉しい。
さて、東京の武蔵野市立吉祥寺美術館で、コラージュと版画による草間彌生展が始まりました。
亭主もちょっとお手伝いで、10月23日(土)に講演(ではなく漫談)を予定しています。
草間彌生先生のかぼちゃや帽子、ネットなどの版画を亭主が最初にエディションしたのは1982年でした。
いや全く売れませんでした。
あれから30年近く経って美術館から草間先生の版画についての講演を依頼されるなんて、隔世の感ですね。さてどうなることやら・・・


草間彌生展
ワタシというナニモノかへの問い
会期=9月18日(土)~11月7日(日)
※9/29(水)、10/27(水)は休館
会場=武蔵野市立吉祥寺美術館
東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目8番16号FFビル7階
TEL:0422-22-0385
FAX:0422-22-0386
入館料=100円(ただし、小学生以下・65歳以上・障害者の方は無料)
無限に拡張する網目や水玉模様の作品で知られる草間彌生(1929- )は、1960年代より欧米各地で絶賛され、現在もその無限の創造力によって世界の現代芸術界を牽引し続ける前衛芸術家です。国内においても、芸術選奨文部大臣賞をはじめとして様々な賞を受賞し、2004年には相次いで大規模な個展が開催されるなど、日本を代表する芸術家として常にその動向が注目されています。その創造活動は、絵画作品からパフォーマンスやファッション・デザイン、大規模な空間を使ったインスタレーションへと多岐にわたり、いずれもその独創性と完成度の高さが評価されています。
本展覧会は、作家の郷里にある松本市美術館に所蔵された草間彌生作品の中から、日本に帰国した1973年以降から本格的な制作が開始された版画とコラージュ作品に焦点を当てて、作家の言葉とともにそれらを紹介するものです。
手に抱えられる程の画面に、日常の中で見出した写真や紙などを組み合わせていくコラージュには、モノとモノとを組み合わせることによって新たな世界観や関係性を創造するという、作家が幼いころより続けてきた創作の原動力とともに、作家の深い自己観照と自然へのまなざしが反映されています。また、瞬間の発想と感覚を特徴とする油絵や水彩画とは異なり、描画・製版・摺りという複数の工程をへなくてはならない版画では、熟慮された配色や構図の中に作家の鋭い感性が見出されます。
大画面絵画やインスタレーション作品とはまた違うコラージュ作品や版画作品の魅力を通して、現実世界を溢れる創造力によって鮮烈な幻想世界へと自在に変容させる草間彌生の世界観に触れて頂く機会となれば幸いです。(同館HPより)
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草間彌生展関連イベント
■講演会「草間彌生版画の身体感覚」
講 師: 綿貫不二夫(画廊「ときのわすれもの」ディレクター)
日 時: 平成22年10月23日(土) 午後2時~3時30分
会 場: 武蔵野商工会議所4階 市民会議室ゼロワンホール(美術館より徒歩1分)
定 員: 90名(予約制:9/2(木)より電話または直接来館にて受付(10:00-19:30) 定員になり次第締切)
TEL:0422-22-0385
入 場: 無料 ただし美術館入館券が必要
*招待券ご希望の方は、ときの忘れものまでメールにてお申し込みください。
info@tokinowasuremono.com
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*もうここ数年、草間彌生先生は版画を制作していません。下記の2点は海外のエディションですが、最新作となります。在庫切れだったのですがつい数日前、再入荷しました。

草間彌生「WOMAN」
2006年 Screenprint 76.0×56.0cm Ed.120
signed

草間彌生「空を飛ぶ目」
2006年 Screenprint 76.0×56.0cm Ed.120
signed
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