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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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ただいま画廊では、11月6日まで無休で「S氏コレクション駒井哲郎PART II展」を開催しております。サラリーマンコレクターのSさんが、30数年をかけて蒐集した100点にも及ぶ駒井哲郎コレクションの中から、動物や植物など「生命あるもの」をモチーフにした作品30点をご覧いただいております。「<人それを呼んで反歌という>よりPL.10 食卓にて、夏の終りに」は、昨年の3点から1点増えて4点となり、その異端ぶりを今年も遺憾なく発揮しています。今なお増え続けるS氏コレクションのラインナップは、展示を見るとその強い個性がより明確となり、真似できないセレクションは、その大胆さを羨望を持って見るしかありません。毎日夕方にはS氏もいらしてますので、お話を聞きにお出かけ下さい。
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<<今週の話題~ アンドリュー・ワイエス展 >>
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昨年亡くなった画家アンドリュー・ワイエスは、日本でも人気の高い作家ですのでたびたび展覧会が開催されていますが、いま埼玉県立近代美術館で開催中の「アンドリュー・ワイエス展-オルソン・ハウスの物語-」では、埼玉県朝霞市にあります丸沼芸術の森が所蔵する200点を超える「オルソン・シリーズ」の水彩・素描が展示されています。「オルソン・シリーズ」は、ワイエスが30年に亘って、海を臨む高台にあるオルソン家の建物、そこに暮らすクリスティーナとアルヴァロの姉弟、周囲の農地や自然を描いたもので、ワイエスにとって重要なシリーズのひとつです。その代表作が、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている「クリスティーナの世界」で、今回、そのためのスケッチや習作などが多数展示されており、ワイエスの制作過程の一部を知ることができます。あるモチーフを何年にも亘って何度も何度も描き続けまた、水彩で描かれた作品は、荒いタッチであるにもかかわらず、描き込んだような強いリアリティがあり、その空間の気温や空気の流れまで感られるようでした。このコレクションが、まとまって貸し出されるのは今後ないとのことですので、この機会にどうぞお出かけ下さい。12月12日(日)までです。
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<<今週のオークションから>>
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◎K氏旧蔵 伴勝雄 アクリル画「作品81-7」
◎K氏旧蔵 M.Miyama 油彩「コンポジションS」
◎野中光正 水彩「860131」額付
◎K氏旧蔵 飯塚国雄 水彩「a song at street」1982
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◆ペシャワール会支援チャリティー・オークション!
http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%CB%BA%A1%FA%A1%A1%A5%DA%A5%B7
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ペシャワール会支援のためのチャリティー・オークションも4年目を迎えました。今後も引き続き行いますので、趣旨をご理解いただき、コレクションをしつつ、支援活動ができるというチャリティー・オークションにご協力くださいますようお願い申し上げます。ぺシャワール会は、1983年9月、中村哲医師のパキスタン北西辺境州ならびにアフガニスタンでの医療活動を支援する目的で結成されました。2000年夏からは戦乱についで今世紀最悪の干ばつに見舞われたアフガニスタンの村々で約1,000カ所以上の水源(井戸、カレーズ)確保作業を継続しています。その活動の支援として、2006年1月から毎週、コレクション作品を継続してヤフーオークションに提供します。落札者の方には、落札金額の全額を「ぺシャワール会」の郵便替口座に振り込んでいただきます。目標は、1,000万円です!どうぞご協力よろしくお願いいたします。
★先週ご協力いただいた金額  0円 ★目標まであと 9,546,324円 ご協力よろしくお願いいたします!