何とか回復したので、本日から出勤します。
安藤忠雄展も今日を入れて残り2日、ぜひお出かけください。
ちょっと変わった(と言っても内容はよくわからない)展覧会をご紹介します。

岡本太郎生誕100年記念展
「芸術と科学の婚姻 虚舟 (うつろぶね) 
  ―私たちは、何処から来て、何処へ行くのか」


会期:2011年10月15日(土)~2012年1月9日(月・祝)
会場:川崎市岡本太郎美術館
主催:川崎市岡本太郎美術館、芸術と科学の婚姻展実行委員会
協力:国立天文台、東京大学数物連携宇宙研究機構、武蔵野美術大学芸術文化学科、 理化学研究所
総合監修:村田慶之輔(川崎市岡本太郎美術館館長)
総合プロデュース/アート・ディレクション : 馬淵晃(デザイナー/アート・ディレクター)
ゲスト・キュレーター : 新見隆(武蔵野美術大学芸術文化学科教授)
20111015岡本太郎生誕百年記念展 表

20111015岡本太郎生誕百年記念展 裏

 岡本太郎の画業については、今年3月から5月にかけて東京国立近代美術館で開催された「生誕100年 岡本太郎展」 で凡そが展観され、若い人たちを中心に多くの入場者を集めたようですが、生誕100年記念のイベントがいくつも開催されています。
 先日、細江英公先生のところにKIAFの報告と来年の展覧会についての打ち合わせに伺ったところ、上掲の展覧会のチラシと招待券をいただきました。
<芸術と科学の婚姻>? 何のこっちゃ。
<虚舟(うつろぶね)>? <私たちは、何処から来て、何処へ行くのか>、タイトルに記された言葉からは展覧会の内容を想像できません。
 「いったいどういう展覧会ですか」と思わず聞いてしまったのですが、要するに<戦後の旗手、大野一雄、岡本太郎、澁澤龍彦、土方巽、三島由紀夫を、画家・篠﨑崇と写真家・細江英公の手により表象した作品と、9人の現代作家の科学を視野に入れた制作を展示するとともに、その背景としての「宇宙」「脳」「細胞」という3つの分野の最先端の研究成果を、国立天文台、東京大学数物連携宇宙研究機構、理化学研究所などの気鋭の研究者から多大なご協力を得て、大画面の映像でご覧いただこうという、思い切った試み>ということらしい。

[出品現代作家] 粟野ユミト、岩崎秀雄、植田信隆、杉本博司、多田正美、銅金裕司、戸田裕介、能勢伊勢雄、藤本由紀夫
[宇宙] 宇宙の始まり・見えないものをどうイメージするか。
[脳]  人間たらしめるもの・脳研究の多様さ、深さをどう見るか。
[細胞] 私たちをいかすもの・細胞の仕組みをどう解き明かそうとしているのか。

 う~ん、なんだかよくわからん。
よくわからんが、きっと村田慶之輔さん(川崎市岡本太郎美術館館長)のことだから、面白い(観客をあきさせない)仕掛けがあるに違いありません。
 同美術館は交通の便が必ずしもいいとはいえないので、村田館長としてはせっかくの来館者をがっかりさせないようにとスタッフたちと準備に明け暮れていることでしょう。亭主は大昔から村田ファンで、この人の眼のつけどころというか、視点のユニークさには常々敬服しております。
 村田慶之輔さんに関しては面白いインタビュー録がありますので、ぜひお読みください。
 細江先生からいただいた招待券がありますので、希望者はメールにてお申し込みください。

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◆ときの忘れものは、2011年9月28日(水)~10月8日(土)「安藤忠雄展」を開催しています(会期中無休)。
安藤忠雄DM600

今月のWEB展はKIAF2011展です。