We see you. We care. We will help as much as we can.
Jock Sturges 2011.3.28.
昨年のお正月はどう過ごしていたのだろう。
思い出そうとしてもはっきりしない。
311以後、まわりを見るときの姿勢がかわってしまった。
阪神淡路大震災を体験しながら、その経験を生かすことができなかった。
今から半世紀前、高校一年の私は湯川秀樹さんの講演を聴いていた。
「科学者の使命は新規な発見や発明ではない。人類のために何がいいのか、選択することです。」
私たちは「選択」できるときに選択できなかったのではないか。
そんな悔いばかりが頭を去来します。
昨年末12月28日、「桃・柿育英会」に485,285円を送金しました。
震災直後にジョック・スタージスさんから届いたメールは日本の人々を気遣う真情あふれるものでした。
自らの作品を寄贈するから、それを震災で被災した人々に送って欲しいをいうものでした。
前回は7月1日に102万円を日本赤十字社に送金しましたが、今回は震災による孤児や遺児のための育英資金にと安藤忠雄先生が立ち上げた桃・柿育英会に送金しました。
安藤忠雄先生は、阪神淡路大震災のときにいち早くフランスから帰国し、復興に尽力し、"桃・柿育英会"を立ち上げ、その後10年間、震災遺児たちの成長を見守り、支援を続けてきました。
その果断な行動力には頭が下がります。
一時的ではなく、10年間の継続的支援を呼びかけたのも、安藤先生ならではの発想でした。
今回の東日本大震災は阪神淡路のときの規模を大きく超える、史上まれに見る災害であり、安藤先生は「多くの孤児や遺児を生みだす結果となってしまいました。彼らを支援し、励ます資金を集めるべく、再び「桃・柿育英会」を立ち上げました。
被災地で力強く生きようとする孤児や遺児を共に支えるこの育英会発足にお力を貸して頂きますよう、皆様のご協力を宜しくお願い致します。」と訴えています。
フランスのモンタリヴェやラ・ジェニーのコミュニティで夏を過ごすナチュリストの家族のポートレートをその美しい自然の中で撮り続けているジョック・スタージスさんの厚意に応えるにふさわしい寄付先と思い、今回は震災孤児たちへの支援の心をこめて桃・柿育英会に送金した次第です。
スタージスさんから寄せられた、8×10の大型カメラで撮影された少女の清冽な美しさ、家族の愛情、自然の詩情を湛えた作品群は肖像権の関係で小さな画像でしか紹介できませんが出品リストをご参照ください。
私たちは継続して今後も出来ることをするつもりです。
作品をご購入することで参加協力して下さったお客様にあらためて謝意を表します。


昨年5月「東日本大震災支援企画 ジョック・スタージス新作写真展」を急遽開催しました
ジョック・スタージスさんの作家と作品については、2010年の個展の折に小林美香さんに寄稿していただいた「ジョック・スタージス新作写真展に寄せて」第一回、第二回、第三回をお読みください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
Jock Sturges 2011.3.28.
昨年のお正月はどう過ごしていたのだろう。
思い出そうとしてもはっきりしない。
311以後、まわりを見るときの姿勢がかわってしまった。
阪神淡路大震災を体験しながら、その経験を生かすことができなかった。
今から半世紀前、高校一年の私は湯川秀樹さんの講演を聴いていた。
「科学者の使命は新規な発見や発明ではない。人類のために何がいいのか、選択することです。」
私たちは「選択」できるときに選択できなかったのではないか。
そんな悔いばかりが頭を去来します。
昨年末12月28日、「桃・柿育英会」に485,285円を送金しました。
震災直後にジョック・スタージスさんから届いたメールは日本の人々を気遣う真情あふれるものでした。
自らの作品を寄贈するから、それを震災で被災した人々に送って欲しいをいうものでした。
前回は7月1日に102万円を日本赤十字社に送金しましたが、今回は震災による孤児や遺児のための育英資金にと安藤忠雄先生が立ち上げた桃・柿育英会に送金しました。
安藤忠雄先生は、阪神淡路大震災のときにいち早くフランスから帰国し、復興に尽力し、"桃・柿育英会"を立ち上げ、その後10年間、震災遺児たちの成長を見守り、支援を続けてきました。
その果断な行動力には頭が下がります。
一時的ではなく、10年間の継続的支援を呼びかけたのも、安藤先生ならではの発想でした。
今回の東日本大震災は阪神淡路のときの規模を大きく超える、史上まれに見る災害であり、安藤先生は「多くの孤児や遺児を生みだす結果となってしまいました。彼らを支援し、励ます資金を集めるべく、再び「桃・柿育英会」を立ち上げました。
被災地で力強く生きようとする孤児や遺児を共に支えるこの育英会発足にお力を貸して頂きますよう、皆様のご協力を宜しくお願い致します。」と訴えています。
フランスのモンタリヴェやラ・ジェニーのコミュニティで夏を過ごすナチュリストの家族のポートレートをその美しい自然の中で撮り続けているジョック・スタージスさんの厚意に応えるにふさわしい寄付先と思い、今回は震災孤児たちへの支援の心をこめて桃・柿育英会に送金した次第です。
スタージスさんから寄せられた、8×10の大型カメラで撮影された少女の清冽な美しさ、家族の愛情、自然の詩情を湛えた作品群は肖像権の関係で小さな画像でしか紹介できませんが出品リストをご参照ください。
私たちは継続して今後も出来ることをするつもりです。
作品をご購入することで参加協力して下さったお客様にあらためて謝意を表します。


昨年5月「東日本大震災支援企画 ジョック・スタージス新作写真展」を急遽開催しましたジョック・スタージスさんの作家と作品については、2010年の個展の折に小林美香さんに寄稿していただいた「ジョック・スタージス新作写真展に寄せて」第一回、第二回、第三回をお読みください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
コメント