アンリ・カルティエ=ブレッソンとロベール・ドアノー写真展展」にはさすがビッグネーム、随分と新しいお客さまがいらっしゃる。
光嶋裕介展のときのような「押し寄せる」感じではありませんが、今までときの忘れものには来たことのない、写真のコレクションをしている中年のお客様が多い。
やはり新鮮な風を入れると部屋の雰囲気も変わります。
お話を聞いているとドアノー好みとカルティエ=ブレッソン好みと分かれるようです。
展覧会も今日と明日の二日間のみ、どうぞお見逃しなく。

仕事の合間を縫って広尾の「小さな絵」展と東京都写真美術館に行ってきました。
広尾の現代絵画1223での「小さな絵」展は小林孝亘、秋吉風人、Wilhelm Sasnal、小笠原美環、村上友晴、そしてわが小野隆生の6人の小品11点の展覧会。
広い空間の大きな壁に小品がただ一つ、なんて贅沢な展示。優れた絵は小さくてもその周囲の空間を大きく支配する。
東京都写真美術館では「光の造形~操作された写真~」を見ました。
会 期: 2012年5月12日 ( 土 ) ~ 7月8日 ( 日 )
中山岩太、小石清、大束元、石元泰博、マン・レイらの写真に魅かれる亭主ですが、同館で同時開催中の「川内倫子展」はぴんと来ませんでした。
写真はほんとうに難しい・・・・・


さて、ときの忘れものは7月7日~8日に開催される「ART OSAKA 2012」に出展します。
今年は10回目とあって関連企画も充実しています。
詳しくはHPをご参照いただくとして、今回は出展画廊の協力を得て、中之島デザインミュージアムを会場に特別展が開催されます。

特別展 日本現代美術の巨匠たちー1960年代~70年代を中心に

会期 : 2012年6月27日[水]ー7月11日[水]
時間 : 11:00-19:00 / 休館日 : 7月2日[月]
会場 : 中之島デザインミュージアム de sign de >
〒530-0005 大阪市北区中之島5-3-56 中之島バンクスEAST
入場料 : ¥1,000-
キュレーター : 加藤義夫/山口孝

出展作家(予定)
吉原治良 / 白髪一雄 / 元永定正 / 田中敦子 / 村上三郎 / 高松次郎 / 中西夏之 / 李禹煥 / 菅木志雄 / 榎倉康ニ / 河原温 / 荒川修作 / 桑山忠明 / 草間彌生 / 菅井汲 / 山口長男 / 瑛九 / 斎藤義重 / オノサトトシノブ / 三木富雄 / 山田正亮 / 宇佐美圭司

現在、グッケンハイム美術館、ニューヨーク近代美術館やパリのポンピドゥーセンターなど世界のトップクラスの美術館が、日本の現代美術に注目しています。
特に日本の「具体」や「モノ派」といった60年代から70年代のアートを再評価し検証する動きが活発です。
本展は、今あらためて世界的に注目をされている1960年代から70年代の日本現代美術を集めました。芸術性・独創性・歴史性・大衆性・市場性などの観点から、約20名の作家を選出し構成しました。
これまで国内外で活躍してきた「日本現代美術の巨匠」と呼ばれる作家たちを、あらたに再考し検証します。 (HPより引用)
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事務局から出品協力を要請されたので、ときの忘れものは瑛九を出品します。
瑛九「眠りの理由」より
1936年 フォトデッサン(10点組のうち9点)
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